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テーマ型ファンドはなぜ、高値掴みになるのか

今日はネタ不足なので投資ネタで。「テーマ型ファンドはなぜ、高値掴みになるのか」について、改めて触れておきましょう。
 
最近、注目を集めているテーマ型ファンドがあります。FPの方ならご存じの方もいらっしゃるかもですが、それが「eMAXIS Neo」シリーズです。

みんな大好き「eMAXIS」ですが、これは三菱UFJ国際投信のブランドですが、このファンド群はつみたてNISAととも有名になっています。つみたて口座は順調に増え続けていますが、その資金流入額において常に上位に位置しているファンドが、
 
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とか、
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

 
などです。これらはコストを重視した「eMAXIS Slim」シリーズです。つみたてNISAで購入できるので、これらのファンドに加入している方も多いかと思います。
 
その三菱UFJ国際投信ブランド「eMAXIS」において、中身を重視したテーマ型のファンドを作っていて、それが「eMAXIS Neo」シリーズです。テーマは、以下の13です。
 
<eMAXIS Neoテーマ>
・自動運転
・バーチャルリアリティ
・遺伝子工学
・宇宙開発
・電気自動車
・クリーンテック
・ナノテクノロジー
・ロボット
・ウェアラブル
・フィンテック
・水素エコノミー
・ドローン
・コミュニケーションDX

 
興味ある方はサイトもみておくといいかもですhttps://emaxis.jp/lp/neo/index.html?emaxis?top_bn=neo_lp
 
で、今日はこの「eMAXIS Neo」シリーズの中で何がいいかとか、どう思うかとかそういう話ではなく、(実際に投資実績はめちゃくちゃいいのですが)こうしたテーマ型ファンドに投資するときの注意点をお話します。それが「高値掴み」です。


そもそもこうした「テーマ型」ファンドは(より厳選しているので)アクティブファンド形態になるので、コスト高になる傾向があります。それを、このシリーズでは、指数連動にしているので、コストは比較的を押さえられています。なので、インデックスファンドでありながら、アクティブファンドの「厳選」形態をとれる点はいいのかもしれません。
 

ですが、テーマはテーマです。流行り廃りがあるものです。で、よく言われるのが、「テーマ型ファンドは高値掴み」になりやすいって多くのサイトで言われています。でも、どうしてテーマ型は高値掴みになりやすいんでしょうかね。そもそも、これから、それがもっと流行るかもしれませんよね。上記の13テーマだって、知らない人もいるでしょうし、それぞれのファンドの詳細をみると、基準価格もいい感じで推移しているようにも見えるでしょう。
 

ただ、実際テーマ型の多くは高値掴みになります。理由は、ファンド化されている時点(もっというと、あなたの元に情報が来た時点)で、そのテーマのピークは過ぎていることが多いからです。テーマが過ぎたころに、あなたの元に、ファンドとなって登場すると考えるといいかもしれません。
実際、私が以下、過去のセミナーでお話ししたときの「投資テーマ」です。
 
<2015年>
・ドローン
・リニア
・海運(プラント)
 
<2016年>
・オリンピック関連
・仮想通貨
・リチウムイオン電池
 
<2017年>
・電気自動車(EV)
・ロボット
・5G(第5世代移動体通信)
・IoT(インターネットオブシングス)
・フィンテック
 
<2018年>
・キャッシュレス
・インバウンド
・EC(電子商取引)
・民泊
・パワー半導体
 
<2019年>
・遺伝子治療
・eスポーツ
・サイバーセキュリティ
・MaaS(マース)
・自動運転
 
<2020年>
・DX(デジタルトランスフォーメーション)
・ESG(環境・社会・統治)
・タッチレス(非接触型)
・テレワーク
・ビッグデータ
・AI(人工知能)


 
何がお伝えしたいかというと、「eMAXIS Neoシリーズ」として、あなたの元に情報が来た時点(ひょっとすると、ある人は今日かもしれませんね)で、すでに過去に、それらの投資の「芽」はすでに、テーマとして挙がっていたということ。なので、今「eMAXIS Neoシリーズ」などのテーマ型ファンドに投資をしても、すでに高値ということが起こるのです。

もちろん、こうした情報をいち早くキャッチできている人は高値掴みとはならないかもしれませんが、「多くの人は」そうだということです。
 

 


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