見出し画像

レベルが高い

大阪に行った際、電車での移動中、座っていた僕の隣の空席に喋りながら乗車して来た女子大生風の2人組が座った。

※関西弁を標準語に脳内変換
A「Bの彼氏ってレベル高いよね」
B「そんなことないよ〜」

彼氏を褒められたBの声の音量レベルは少し上がった。
それに伴い、僕の目の前に座る男性の目つきの鋭さレベルも少し上がった。

A「私も彼氏欲しいなぁ、もう1年も居ないんだよ」
B「Aってどんなタイプが好きだったっけ?」
A「顔のレベルはそんなに高く無くていいんだけど、塩顔が良い」
B「Aって塩系好きなんだ〜」

僕らの時代と同じ様に、今の子もまだ顔の好みを調味料で例えているということをナンプラー顔の僕は学んだ。 
そこから僕が電車を降りるまで10分ほど、Bの彼氏の話は続いていた。

A「なんでそんなに良かったの?彼氏の第一印象」
B「使ってる財布が一緒だったの。奇跡的だと思わない?」
A「へぇ〜」
B「それで、テレパシーを感じたの」
A「テレパシーか、それならLINEも必要ないから通信料も少なく、、、ってそれはシンパシーでしょ」
B「そうだ、そうだ」
A「テレパシーが出来たら、それの方が奇跡的だわ」

ツッコミのレベルが高かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?