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やっぱり気になる?企業内診断士の「実務ポイント」

 こんにちは、中小企業診断士6年目を迎えました三木進史です。

 私はこの春に1回目の更新をしたところですが、企業内診断士の最大の関心事(心配事?)といえば更新要件の「実務ポイント」ではないでしょうか。

 診断士資格の更新には30日相当の実務ポイントが必要となります。診断士なりたての頃は「どうやって案件をさがすか…」「会社の仕事と時間が折り合うか…」「お金はどのくらいかかるか…」など、心配していろいろ調べたり、先輩に話を聞いたりしました。

 何人かの先輩から「ダイジョブ、ダイジョブ、なんとかなる(笑)」と言われ、「『なんとかなる』とはいい加減な…(怒)」と不安になったりもしたのですが、幸い機会にめぐまれ、「なんとかなった」うちの1人に入れましたので、どのような方法で取得したか、ひとつの例としてお話させてもらいます。

■マスターコースでの「企業診断」
 マスターコースというのは、診断士協会各支部(一部、民間団体も実施)の主催するプロコンサルタント養成塾のことです。私は東京協会の城西支部に所属していたこともあり、城西の主催するマスターコース『JOPY』を受講しました。
 1か月に1回、ベテラン診断士による講義(一日びっしり)を行うカリキュラムで、その中に診断実務が含まれ、ベテラン講師の指導のもと、企業診断(飲食店)と商店街診断を行って十数ポイントを取得することができました。
 私が受講したのは1年目でしたが、実務補習と同じようにベテランの先生の指導があったので、診断手法などを勉強しながら実務にあたれたのは良かったと思います。また、マスターコースの受講自体は有料(10万円前後)ですが、講義のみの受講料としても十分価値があるものですので、ある意味ポイントは無料でとれたように自分では考えています。

■研究会関係の紹介で「企業診断」
 研究会の先輩診断士から、企業診断のお話をいただいたこともあります。この時は、実務補習のように企業を総合的に分析する形ではなく、「営業施策」「HP改善」などの課題が提示され、3~4人の少人数グループで提案を行う流れで、何回か機会がありました。出された課題について集中的に調査・分析したので、その分野の専門情報やノウハウを学ぶいい機会になったと思います。

■支部の紹介制度による「商店街診断」
 私が所属する東京都中小企業診断士協会の城西支部には「マイスター制度」という、実務従事案件の紹介制度があります。
 年に数件、支部会員への案件の呼びかけがあり、それに手を上げると参加できるというしくみですが、交通費などの実費以外の費用なしのうえ、先輩ベテラン診断士の指導を受けながら実務に携われるという、なんともありがたい制度でした。
 真冬の極寒の商店街で、日が暮れるまで交通量調査や街頭アンケートをしたのはさすがに震えましたが、診断報告まではなんとかスムーズに終えられました。

■知人の診断士への「スポット助言」
 診断士には、コンサルタントとしてのお仕事の他に、物を作ったり売ったりするような事業を行っている方もいます(中には企業内診断士ながら副業として起業する猛者も…!)。
 そういった方の事業に関して、知人の診断士同士で集まってディスカッション・助言することもありました。数時間ほどの限られた中での議論ですが、さまざまな意見が飛び交い、楽しくも充実した案件でした。

 以上のようなところで、4年目には30ポイントをクリアできていました。
 思い返してみても、ポイント取得を目当てに探し回るということはなく、研究会や支部活動、イベント、実務などを続ける中で、時おり声をかけていただくというようなきっかけが多かったです。

 「ダイジョブ、ダイジョブ、なんとかなる(笑)」という先輩のお言葉は真実でした。ただ、「日々の診断士活動を続けることによって(なんとかなる)」という意味であり「何もしなくても大丈夫」て甘々なやつではありませんでしたので、5年後の次の更新のためにもサボらずがんばりたいと思います。

#中小企業診断士 #企業内診断士 #実務ポイント #なんとかなる

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