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自分の愛し方が良く分からないという方におすすめしたい本ー『死ぬ気で自分を愛しなさい』

カマル・ラヴィカント(著)「死ぬ気で自分を愛しなさい」を読んでみました。本の感想と、書かれている事を2週間実践してみての変化について、書いてみようと思います。

自分を愛する。自分を許す。それってどういう事?
そんな風に思っている人に、是非おすすめしたい本です。

あと、自己肯定感が低かったり、すぐに何でも自分が悪かったの?と思ってしまう人にもおすすめしたい。自分を愛する事をどうやって実践するのか、について具体的に書かれた本です。

本は3部構成になっていて、1部は著者が自費出版した時のもの。2部は読者からの疑問や質問に答える形で加筆された、1部の内容をサポートするもの。3部は著者自身の経験をストーリー化して、どん底の状態から自己愛で満たされていく過程を赤裸々に綴っています。

著者は、過去の経験や、ネガティブに考える思考の悪い癖は、溝のようなもので、無意識に、自然に、水がその溝を流れるようにネガティブで闇な考えに人は陥りやすいものだ、と考えています。

それに対抗するためには、ポジティブで光な考え、「自分を愛する」という溝を深く深く刻み込んでいき、ネガティブな溝よりも深くして、水を流れやすくすればいい、と説きます。「自分を愛する」溝を深くするためにやることは4つ(のトレーニング)。

  1. 思考のループ:「私はわたしを愛している」と繰り返し自分に言い続ける

  2. 瞑想:息を吸うときに「私はわたしを愛している」と心の中で唱え、息を吐くときにネガティブなものを一緒に吐き出す

  3. 鏡のワーク:鏡に映った自分の目を見ながら、「私はわたしを愛している」と繰り返し自分に言う

  4. クエスチョン:現実世界でネガティブな人たちと対峙するとき自分に問う「もし、自分を深く心から愛しているなら、自分にこの経験をさせるだろうか?」

これはトレーニングで、そのとき自分が自分を愛していようがいまいが関係ない。ともかくやる。著者のこの考え方が、とても自分にフィットしました。
また、自分を愛する事は、全ての人が生まれ持って知っている、心地のいい状態なのだから、継続すれば自分を愛することが誰でも出来るようになる。という点にも共感できました。

自分はトレーニングをやり始めて2週間が経過。
4は忘れがちになるのですが、1から3は毎日、気付いた時にやっています。気恥ずかしいので声には出さず、心の中で「俺は俺を愛している」と唱えています。
著者がやるように、息を吸う時は目をつぶって、天体からの光のエネルギーが、頭に降り注いでくるのをイメージしながら「俺は俺を愛している」と唱えています。

変化としては、頭痛が減り、脳内が穏やかな時間が増えました。著者が言うように、人生にミラクルな事が次々と起こる、という状態までには至ってないですが、自分で自分を愛することで満たされていくんだというイメージはできました。

また、トレーニングを実践する中で、自分を愛するという事に対する反発心に気付きました。自分は「この人自分のこと大好きなんだろうな」という人を見るとモヤモヤしていたのですが、きっと嫉妬していたんだと思います。
それと、自分が満たされるために、自分以外の人や物に頼り切っていたんだと気付かされました。

必然的に出会ったとしか思えないこの本。まさにいま、自分が取り組むべきことがズバッと書かれていました。
読み進めるうちに、カマル・ラヴィカントという著者と自分がとても似ているのではないか、と感じるくらい共感しました。これからもトレーニングを継続できるように、本書を傍らに置き、いつでも読み返せるようにしようと思います。


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