見出し画像

ファンベース宣言、「CHEESE PAPER」創刊しました!

構想から、発刊まで3ヶ月ほど。

ついにCHEESE PAPERが創刊できました。

手前味噌で恐縮ですが、とてもよいものができたと思っています。

創刊に至るまで

創刊の理由は、僕たちの日頃考えていること、チーズへの愛、チーズのある生活の提案を近く早く、濃厚に確実に届ける方法がお客様とのコミュニケーションであり、その一つの手段としてSNSではなくて紙媒体が最適ではないかと考えたからです。

広告への考え方についてはこちらに書いています。よかったらご覧ください。

当初は毎月出すようなニュース的なものにしようかと思いましたが、CHEESE STANDはチーズの種類が変わるわけでなく、SHIBUYA店の飲食メニュー変更はTwitterやinstagramなどのSNSで補完できるので、もっと想いを伝えるものをじっくり作り込んで季刊のような形で提供していこうということになりました。

作り込んでいく際には、普段ファンコミュニケーションの分野でベンチマークさせていただいている
・イケウチオーガニックさん
・Minimalさん
も参考に勉強させていただきました。

僕たちは、まだまだイケウチさんやMinimalさんのように、お客さまとのコミュニケーションができていないと感じており、その手段として紙媒体をつくったので、ニュースなどは極力少なくし、僕たちの日頃考えていること、チーズへの愛、伝える記事をメインに置いていきます。

強いチーム

チームは

デザイナー:永田洋平さん(o-flat inc.)

コピーライター:石井ツヨシさん(孤独出版)

写真:Daisuke Miyagiさん(OWL COMPANY)

弊社広報:今井未央

で作り上げました。

それぞれがプロフェッショナルなので、どんどんといいものが作られていくのは快感でした。

永田さんは、僕たちの意図を汲み取り、これぞ新聞らしい素敵なデザインをして、ディレクションを担ってくださいました。

石井さんは、パンとエスプレッソとの店名のネーミングもしていて、「フツウニフルウツ」や「なんとかプレッソ」などなど、ずっとそれらの店舗のネーミングセンスにあこがれていたので、一緒にお仕事できてとても嬉しかったし、いままでにない感覚を感じました。

Miyagiさんはもともと料理人ならではの素敵な写真を撮っていただけました。

紙面には僕の「〜チーズに恋しました」というキャッチコピーにぴったりの写真も。お楽しみください。

タイトルなども石井さんの発案で、コミュニケーションを前面に出すということで、私のプロフィールなどもを入れ込みました。また拙いながらも私の手書きやコメントも入れさせていただきました。

今回は創刊ということで、私の創業の思い、CHEESE STANDについてのこと、などの特集となりましたが、今後は生産者さんや、卸先のレストランと一緒になって作っていければと考えています。

反省点とファンベース

内容の説明は以上です。さて、これからが本題。

先程、「まだまだお客さまとのコミュニケーシションができていないと感じており」と記載していますが、7年以上運営する中で今でもとても反省していることがあります。

店作りをする中で、ブランドが一番前に来ることを考えていたため、私の好きなものを出来る限り出さなくしてきました。

Helveticaのロゴもあくまで「普遍にするため」というシンプルなものだし、好きな音楽だって流していません。


僕自身がコミュニティが閉鎖された常連さんが集まるような飲み屋が苦手だったのものあるかもしれません。Twitterもエゴサーチぐらいしかしていませんでした。

イベントなども多く開催しましたが、お客さまとのコミュニケーションが継続しているかというと、とても弱かったのではないかと思います。

しかし、ブランドが前面に出るという考え方は間違っていないにせよ、それらの手段の多くが間違っていた、と今では断言できます。

もっともっと自身の考えているチーズへの愛や店づくり、働いている仲間やチーズのことを使ってくださっている仲間のことを発信し、私たちのプロダクトを好きでいてくださる方とコミュニケーションを取っていくことが今後最も重要なことだと実感しています。

このような考え方に変わったのも、2015年ぐらいに行われた、さとなおさんが様々なゲストを招いて行われた広告についての講義を聞いてからです。色々と模索してきました。

noteやTwitterも自身の現在思っていることを発信していきたいから、今年からしっかりとやり始めました。今年はイベントにも多く出させていただいたし、自らが企画して動いてきました。

今回の紙媒体の発刊は、今後、ファンの方とのコミュニケーションに重きをおいていくという強い意志です。

ぜひ、手にとってご一読いただければ幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?