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大糸線 2024 初夏 ~大糸北線全駅訪問(2)~


はじめに

2024年6月15日(土)・16日(日)に大糸線(北線)全駅を訪問した記録の続き、今回は6月15日(土)の午後の様子を書き綴る。

1日目午後のサマリー

個人的に中土・小滝は初めて訪問した駅で、中土駅舎は整備が行き届いていてたいへん綺麗。小滝は駅周辺に住居等が見当たらず、小滝駅沿いに歩くと住居がある。小滝駅の増便バスのバス停はポールが無く、キハ120の帯のカラーが目印になっている点に注意が必要。北小谷駅から近い道の駅小谷は相変わらず盛況で、コシヒカリを美味しくいただいた。夜の最終車の乗客は上り・下りとも私+1名。増便バス7便・8便(中型バスで運行)には乗車できなかったので、折を見て乗車してみたいと思う。

白馬1340-中土1401 [増便バス3便]

中土(サンテインおたり前)で増便バスを見送る

・運用車両:白馬交通大型バス
・乗車人数:白馬出発時 乗客6名/南小谷から5名乗車

白馬駅

増便バス3便の発車5分前ぐらいに運転手さんがバスに戻られた。
バス停周辺は何名か乗客と思われる方がいらっしゃっていたが、待機列ができそうな、できなさそうな、”微妙な空気感”が漂っていた。私は別に一番乗りを狙うつもりはなかったが、”微妙な空気感”が私には”微妙”に感じてハッキリしないので、「そろそろ出発が近いな」と思ったタイミングでバス停前でしっかりと待機した。

白馬の発車時には私を含めて6名の乗客が乗車された。
見たところ、鉄道旅行を楽しまれている旅行者の方がほぼ全員のよう見受けられた。ある乗客は、「普通乗車券(きっぷ)を記念に持ち帰りたい」と運転手さんに申し出られていた。また、別の乗客は「途中駅で途中下車がしたい」という申し出を運転手さんにされていた。こうしたお客さんからの申し出に、運転手さんが戸惑い気味に対応されていたのが印象的だった。

白馬から中土まで

信濃森上から千国までの途中駅での乗降はなかったが、南小谷では5名が乗車された。

私は南小谷の次の中土で下車した。白馬から中土までは北陸おでかけtabiwaパスの利用区間外である。私は事前に購入しておいた白馬から中土までの普通乗車券(きっぷ)を回収箱に入れ、問題なく下車した。

サンテインおたりの看板の直下にバス停がある

増便バスの中土バス停は、国道148号の「サンテインおたり」前にある。サンテインおたりは温泉・宿泊施設のある建物で、私も昨年、ここの温泉に立ち寄ったり、併設レストランでお食事をいただいた。昨年2023年に開催された「大糸線ファンミーティング」では、この施設で懇親会があり、有難くも参加させていただくなど、何度か立ち寄っている施設である。

増便バスがサンテインおたりで停車し、中土駅の駅前まで乗り入れられない理由としては、中土駅から先、中土~北小谷間の国道旧道が閉鎖されているからか、大型バスでは通過に困難を伴うからではないかと推察するが、私も本当のところは推察の域を出ない。

サンテインおたりから中土駅までは1.5キロほどの道のりを歩く。旧・国道148号で、所々に洞門があるが、事前に懸念した程の怖さは感じなかった。車は今となっては新道に流れており、旧道を走る車はまばらである。道すがら、小谷村の村営バスと思われる、アルピコ交通の路線バスとすれ違った。若干名のお客様が乗車されていたことを目視で確認した。

なお、ヒグマやマムシの出没も心配したが、幸いにしてそうした動物に遭遇することもなく、豊かな自然を感じながら良い散策時間となった。

頭上を新道が通る

中土駅が近づき、姫川を渡る大糸線の橋梁が向かって右側に見えてくる。
ちょうど私がその橋梁を眺めていた時、タイミングよく橋梁を渡る大糸線南小谷行の車両に遭遇した。喜び勇んでiPhoneを車両に向けてカメラのシャッターを切った。こういう体験は、増便バスに乗りながらの沿線散策ならではであり、個人的にはとても嬉しい。

中土を出て姫川を渡るキハ120

中土駅

中土の駅舎

サンテインおたりから徒歩で20~25分ぐらいであろうか。中土に到着した。

中土に到着すると、自転車を組み立てている方が駅にいらっしゃった。サイクリストの方にとって中土駅は使い勝手の良い拠点なのだろうか。

中土にはシェアサイクルのステーションがあり、アプリを使って自転車を借りることができる。私も、一度使ってみたいと思っていたが、今回は時間がないので見るだけに留めた。

シェアサイクルのステーションはこちら

個人的に、中土は初めて乗り降りした駅である。
2023年の大糸線ファンミーティングの際は、駅周辺のクリーンアップと、駅舎外装を塗り替えるといった企画があったが、今回初めて駅舎に入って、確かによく整備されたきれいな駅舎だな、と思った。

中土駅駅舎内のにある駅名標

駅舎の中には、かつて駅で使われていた駅名標が展示されていた。

椅子・テーブルも綺麗に整えられているほか、ホウキ・ちりとりも置かれており、ボランティアの方・地域の方・利用者がさっとクリーンアップできるような環境も整えられている。

とても綺麗な駅舎内

ちなみに、書籍・文献などで昭和30年代か40年代頃の大糸線の写真を見たことがあるが、かつて中土には転車台が設置され、機関車の転換がこの駅構内でなされていた。小谷村の観光公式サイトに、1984年に存在した転車台の写真がある。(2024.6.21時点でリンク有効)

今となっては転車台は跡形もなく、「この辺りにあったのかな」と想像するしかない。

駅周辺はタクシー会社の事務所や民家が数件立ち並んでいる。住居は地図を見る限り、駅からやや離れた場所にあるようで、駅周辺・線路から見える住居はさほど多くない。

村営バス小谷線 雨飾高原方面

サンテインおたりからの道のりを含め、初めて中土駅周辺を訪問し、一度降りてみたかった駅に訪問できたことを嬉しく思った。

中土1449-北小谷1457 [429D]

姫川を渡ってやってくる429D

・運用車両:キハ120-329
・乗車人数:中土発車時 乗客13名 運転士さん1名・整備士さん1名

中土からは14時49分発糸魚川行き普通に乗車する。今回は一駅区間だけの乗車だ。安全チョッキを着たJR西日本の職員さんも乗務されており、体制としては糸魚川10時31分発の428Dと同じ様子であった。

北小谷駅

北小谷駅舎

北小谷は、付近に「道の駅小谷」がある。私は道の駅に立ち寄る目的で北小谷を複数回利用したことがある。
今回は、北小谷で下車したのは私1名だけであった。また、大糸線には乗車されず、車で駅にいらした方がカメラを持ってホームから駅の様子や大糸線の車両を撮影されていた。この方は中土にもいらっしゃっていたので、大糸線の様々な風景を撮影されている方なのかな、と思った。

北小谷から道の駅小谷までは歩いて15分から20分程度の場所にある。
北小谷駅から道の駅までの間には、姫川を渡る「小谷橋」橋がある。私が今回訪問した時は、小谷橋がたまたま工事中で、コーンが橋の上に多数置かれているのを大糸線の車内から目撃し、「もしかして渡れない?」と不安に思った。

大糸線車内から撮った小谷橋

不安を抱えつつ、小谷橋に歩いて行ったところ、通行止めなのは車両のみで、歩行者は通行可能であった。もし小谷橋が渡れない場合、新道方面に迂回して「小谷大橋」という新しい橋を渡る必要がある。もし小谷橋が渡れない場合は、北小谷駅に戻り、さらに坂を上がって新道に出て小谷大橋を歩く羽目になっていたが、徒歩で渡ることができて安心した。

賑わう道の駅小谷

道の駅小谷は温泉施設が併設されているほか、長野県産コシヒカリとご当地の産物がいただけるレストランも併設されている。
個人的には温泉に浸かってご当地のご飯を美味しくいただくことができ、楽しめるスポットとして気に入っている。
今回はまず温泉で汗を流し、その後、とにかくご飯(米!)がいただきたかったので、レストランに移動してご飯とあら汁のセットを注文。美味しくいただいた。

あら汁も美味しいがやはりコシヒカリが美味

北小谷から糸魚川に向かう普通が次に駅を出発するのが16時36分。14時57分に北小谷についてからは1時間半超あるため、道の駅で温泉に入り、ご飯を味わうって駅に戻るとちょうどよい。駅と道の駅とが、程よい距離感・位置関係にあるのが良い。

なお、今回は増便バスで北小谷駅を乗降しなかったが、増便バスの北小谷駅はこの道の駅小谷になる。普段はこうしたバスが着かないため、普段この道の駅に車でいらっしゃる方も、観光客の方も、路線バスタイプのバスは見慣れていないかもしれない。実際、私が増便バス2便に乗車していた際、北小谷でお一人乗客が下車されていた時、一般乗用車が停車中のバスに向かってクラクションを鳴らしていたのが印象的だった。

午前に増便バス2便乗車時にバス車内から撮った北小谷(道の駅小谷)のバス停

北小谷1636-小滝1659 [431D]

北小谷に来る431D

・運用車両:キハ120-354
・乗車人数:北小谷発車時 乗客10名 運転士さん1名

北小谷発16時36分の糸魚川行き普通に乗車。北小谷を出た時点で私を含めて10名の乗客が乗車。ぱっと見で、一般旅行者の方とお見受けする雰囲気の方ばかりのように思えた。

小滝駅

小滝駅駅舎

次に小滝で降りる。
私は大糸線(北線)のほとんどの駅を乗降してきたが、今まで中土と小滝では乗降したことが無かった。そのため、今回の旅の中で中土と同じくらいに小滝に興味を持っていた。

小滝には16時59分に到着。私の乗っていた糸魚川行が出た後、ほどなくして南小谷行の普通が到着する。このダイヤを心得ていたので、大糸線のいい写真が撮れるといいな、と思い、姫川の跳梁が望める場所で待機した。車両が通過するタイミングで私はiPhoneのカメラをキハ120形に向け、シャッターを切り、小滝付近を征く車両を写真に収めることができた。

小滝駅に向かう434D

自然の渓谷の中を走る大糸線の車両を写真で収められるのは、個人的にはとても嬉しい。

さて、初めて降り立った小滝駅。
駅の周辺には住居類は見当たらない。
黒部川電力(株)の姫川第六発電所の建物が駅のそばにあるぐらいで、一見すると人家がどのあたりにあるのかが分からない。

私は駅からヒスイ峡方面と書かれた方向に歩いてみた。
途中、綺麗に整備された花壇の美しい公園・園地を見つけた。花が綺麗に整えられていたので、地元の方が丁寧にお手入れをされているのだろうな、と推察する。

お花がきれいなフラワーパーク

そのまま園地に沿った道を直進し、川(小滝川)沿いに歩みを進めた。川沿いの道を進んでいくと、徐々に人家が目に留まるようになる。郵便局も見つけた。

小滝川(盗掘はあきまへん)

小滝川は上流まで遡るとヒスイ峡になる。
ということは、この小滝川には翡翠の原石が流れてくる可能性があると思われる。ヒスイ峡周辺で翡翠の原石を採取することは禁じられていると聞いている。よって、安易に小滝川に入って石を物色することは控えるべきである。実際、小滝川沿いを歩いていると、途中で監視カメラを見つけた。川に入って無邪気に翡翠を拾おうとする人がいるんだろうな、と想像した。

なお、次に私が乗車する増便バス5便に乗る時間の兼ね合いで、私は小滝川沿いの道を進むことを途中でやめて引き返した。

増便バスの小滝バス停は見つけるのがとても難しい。
大糸線(北線)各駅と大糸線(JR東日本区間)の、増便バスが停車する駅の掲示板には、増便バスのバス停の案内が掲出されている場合がある。
よって、バス停の位置を確認するため、小滝川沿いの道から駅舎に戻った。

駅の掲示は要チェック

小滝を出て、駅周辺に増便バスのバス停らしきものが一切見当たらなかった点は私も歩いていて気になっていた。どこで待機をすればいいのか非常に不安になったが、駅舎に掲出されていた増便バスの停止位置の案内が参考になった。
駅舎に掲出された増便バス停止位置案内を見て、実際にその場所向かう。すると、増便バスの停止位置を示すものと思われる”目印”を発見した。

ここが糸魚川行きバス乗降場の目印

大糸線を走るキハ120系のラインカラーはオレンジと赤の帯だ。この「オレンジと赤」の色の帯が、道路標識のポールに巻かれているのを私は見つけた。これは、糸魚川方面に向かう増便バスのバス停相当の意味があると思われる。

オレンジと赤の帯を見て、「これは大糸線増便バスの停車位置だ」とピンとくる人はあまり多くないのではないか。
私のように2~4カ月に1度、大糸線に乗るような者でないと、オレンジ・赤の組み合わせを見てもピンとこないかもしれない。

さらに、私の乗車する糸魚川方面とは反対に、南小谷方面のバスが到着する場所には、ガードレールにラインカラーが貼られていた。これは、私もすぐ気づくことができなかった。

このガードレールの色が目印

バス停が置けない事情は、近隣住民の少なさ等々、様々な理由で判断されているものと思われるが、初見の人にこの小滝の停止位置の示し方が直観的に理解してもらえるのだろうか、という点は気になった。ただ、この位置にバス停を建てるには難しい事情があるのかもしれず、これが「最善ではないが最良の選択」なのかもしれない。

小滝1800-姫川1816 [増便バス5便]

バスが来てくれた

・運用車両:白馬交通大型バス
・乗車人数:小滝出発時 乗客0名

小滝からは18時発の増便バス5便に乗車。道路標識に巻かれたラインカラーを目印に、増便バスが停車してくれた。小滝到着時点で乗客はゼロ名。小滝から私だけが乗車した。
バスはそのまま根知、頸城大野と、糸魚川方面に進んだが、途中から乗車されたお客様はゼロ名のまま。
途中、根知と頸城大野の間で、糸魚川からやってきた増便バス6便、中型のバスとすれ違った。私が中型バスを実際に目撃したのはこのときだけである。車両が糸魚川バスの路線バスタイプが使われていた。

糸魚川バス運行の中型バス(増便6便)

私も実際にこの中型バスに乗車し、運賃の精算の状況なども見たかったのだが、今回は残念ながら時間が合わず、中型バスに乗車する機会は得られなかった。

私は姫川で増便バス5便を下車した。姫川到着は18時16分。私が降りると、乗客は0名になり、そのままバスは糸魚川に向かって走っていった。

姫川駅(1)

増便バスと路線バスの姫川駅

姫川は前述の通り、近隣の「ひすいの湯」に立ち寄るためにこれまでも何度か使ったことがある。
今回の旅では、姫川近くにあるホテル国富アネックスに宿泊することにした。まさに「ひすいの湯」併設のホテルなのだが、利用できる温泉はホテル国富アネックス専用である。一度宿泊してみたいと思っていたホテルだけに、今回宿泊できたことを嬉しく思う。

ホテルの看板
ホテル高層階から日本海側を眺める

姫川1936-糸魚川1941 [433D]

平岩始発の433D

・運用車両:キハ120-354
・乗車人数:姫川到着時 乗客0名/姫川発車時 乗客2名 運転士さん1名

ホテルにチェックインし、荷物を置いて身軽になった後、引き続き大糸線の乗車を続けた。
姫川駅19時36分発の糸魚川行き普通に乗車。この車両は始発駅が平岩駅なのだが、糸魚川と平岩を往復する運用は、乗客があまり乗っていないという印象である。特に平岩始発の車両に関しては、普段から乗客があまり乗車していない印象を以前から持っている。この日も、平岩方面からやってきた車両には誰も乗車していなかった。
姫川駅からは私ともう一名が乗車し、糸魚川に向かった。

糸魚川2011-南小谷2112 [438D]

糸魚川からの最終の大糸線(鉄道)

・運用車両:キハ120-329
・乗車人数:糸魚川発車時 乗客2名 運転士さん1名

糸魚川駅にあるセブンイレブンで飲み物などを調達したのち、駅のホームで時間をつぶすなどして過ごす。

19:50ぐらいに、早めにホームに降りていると、あいの風とやま鉄道の車両による金沢発糸魚川行き普通461Mが19:53にやって来る。金沢を17:40に出る普通列車だ。大糸線の最終を待っているときにいつもこの車両に出会い、どこに停泊するんだろうといつも不思議に思っていたが、直江津方向に留置されるようだ。

夜に富山から来るあいの風とやま鉄道の車両(幕回し中)

糸魚川19:53着のトキ鉄(えちごトキめき鉄道)普通列車が着いた11分後、20時04分に普通437D(南小谷発)が糸魚川に到着する。私が乗車する438Dは、この437Dの折り返しの運用になる。この普通列車からは9名の乗客が下車された。

先に私が姫川から乗った平岩発の433Dは、大糸線の専用的な4番ホームに到着し、しばらく経ったのちに検車区(北陸広域鉄道部糸魚川運転派出)に回送される。つまり、4番線に止まっているキハ120が南小谷には向かわない。3番線に南小谷・姫川側から入線する車両が南小谷に折り返すので、この点は注意が必要だ。

私ははじめて大糸線に乗車した際、糸魚川駅4番線で電気を消して佇む車両の前で発車を待っていて、たまたま通りがかった運転手さんに「南小谷行きは3番線ですよ」とご案内いただいたことをよく覚えている。

438Dは20時11分に糸魚川を出発する南小谷行の普通である。この普通は糸魚川を発車した時点で、私ともう1名だけが乗車しており、私もこの方も糸魚川から南小谷まで乗車した。途中駅からは乗り降りされる乗客は一切いらっしゃらなかった。

20時を過ぎ、沿線は真っ暗になってしまった。そのため、リアルな景色を楽しむことは叶わない。しかし、夜のの大糸線の楽しみ方としてはGoogleマップなどの地図を眺めながら、険しい渓谷の中を走る線路に想いを馳せて乗車するのが楽しい。
実際、私が初めて大糸線に乗車したのはこの20時台に糸魚川を出発する最終列車で、この普通に乗りながらGoogleマップを開き、「この路線はなんて険しいところを走っていくのだろうか」と、大いに感動した。この経験が、今、私が大糸線を”推す”きっかけになっている。

夜の車窓は真っ暗で何も見えないので、車内の様子を動画で映してみた。車内には私以外に1名乗車しており、運転士さんを含めて写り込みの無いように配慮して車内の様子を撮影した。なお区間は姫川から頸城大野までの間(438D)。車内アナウンスの合間の走行中の模様は省略している。

大糸線キハ120形は、真っ暗になった沿線を走り続け、南小谷には21時12分に到着する。
南小谷に到着したのち、私は駅の改札にすぐ向かい、中土から南小谷までの普通乗車券(きっぷ)を駅の切符回収箱に投入。改札外の自販機で飲み物を買い、すぐに糸魚川行きの車両に戻った。

南小谷2119-姫川2212 [439D]

E127と並ぶキハ120

・運用車両:キハ120-329
・乗車人数:南小谷発車時 乗客2名 運転士さん1名

南小谷には信濃大町始発の普通列車が21時16分に到着する。
この列車と接続し、糸魚川行きの最終が南小谷を出発する。信濃大町・白馬方面から来た列車を降りて、南小谷に待機していた糸魚川行きの車両に乗り込んだ乗客は、この日は1名だけであった。私を含めると計2名の乗客を乗せ、南小谷発21時19分の糸魚川行の普通が発車した。

南小谷から、私が下車した姫川まで、乗り降りされる乗客はいらっしゃらないかった。
この運用も、真っ暗闇の中を車両が進む。流石にこの時間になると、終日移動続きだった疲れがどっと全身に押し寄せる。私はうとうとしながら、自分の降りる姫川までの時間を過ごした。

6月15日(土)の大糸線(北線)駅訪問は、平岩を残して他のすべての駅(糸魚川・姫川・頸城大野・根知・小滝・北小谷・中土・南小谷)で乗降ができた。
平岩は個人的に過去何度か訪問したことのある駅であり、かつ、6月16日(日)に立ち寄ることにもなるので、この日のうちに平岩で乗降できなくても特に気には留めなかった。

6月15日(土)午後の模様はここまで。6月16日(日)の模様は大糸北線全駅訪問(3)に続く。

翌日に続く。。。

*大糸線関係のテーマをマガジンにまとめています


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