アメリカのホームレス問題続き その2
先日書いたアメリカのホームレス問題の続きです。
記事はこちらなので良かったらお読みくださいね。
アメリカでのホームレス問題を私の経験を踏まえて書いてみます。
1.ホームレスとの格闘の経験
初めてシアトルオリンピアに来たのは、2022年10月で、目的は留学する場所とテキサス州以外の不動産投資の下見でした。
そこで一番気になっていたのがホームレスの多さです。
実はホームレスの皆さんには申し訳ないですが、ホームレスにはとても悪いイメージがありまして。。
きっかけはダラスで投資した物件がトルネード(竜巻)で全壊した時の事でした。
42棟ある建物の多くは屋根が吹っ飛んでしまいまして、、(怖いですね〜!)
そこで、中にあるテナントの家財や物件の設備を守るために建物全体にビニールシートをかけたりの緊急対応をしました。。
ものすごい金額がかかったものの、雨の侵入が防げたので一安心と思っていたら、現地の管理会社から連絡があり、
「大変だ!物件がホームレスの住処になって近隣住民とトラブルになっている!」と。
実はこの物件の近くに小学校があり、前面道路がスクールゾーンになっていたんですが、破壊された建物に大量のホームレスが入り込んで住民と争いになっていると言うのです。
その上彼らは売れるものは全部破壊して、最後は電線や配管まで壊して売ってしまいました。
その対応のために武装したガードマンを入れたり、敷地全体を鉄柵で囲ったり、建物全体にボードを貼ったり。
敷地が東京ドーム1/3もあったので、これまた信じられない金額がかかってしまいました。
(これだけの大きな被害なのに保険会社は保険金を出し渋り、現在保険会社を相手取って訴訟中。この辺りはまた書きます)
良かれと思って屋根にビニールシートをかけたりしたのが仇となり、彼らにとって快適な住まいを提供した上に、お金を生む宝の山付き、、。
さぞかし、ホームレス業界では「ベストホテル」として有名だった事でしょう(笑、笑えない)
とにかく、せっかくの鉄柵もボードも破壊して侵入→修理の繰り返し。。。
しまいには冬場になって寒くなったら彼らが暖を取った火で火災発生‼️
そんな訳で、ホームレスにはとことん酷い目にあったという悪い印象しかありませんでした。
2.なぜホームレスが生まれるのか
ではなぜホームレスが発生するのでしょうか?
そこには日本人では考えられない理由があるのです。
幾つか理由があるので、引き続き書きますが、今日はそのひとつを書きますね。
ホームレスという生き方を選択する人がいる
これは驚いたのですが、オリンピアのMさんに聞いたら
「アメリカではヒッピー文化があるので、自由でいたいという選択をして自らホームレスという生き方を選択する人もいる」
ちょっと日本では考えられないですよね!
それに、ホームレスだからと差別意識もないとの事。
(これは民主党の強いワシントン州の話だと思いますが)
正直なところ、日本の場合、大変申し訳ないですが、
社会からこぼれ落ちてやむなくホームレスになってしまうという感じではないでしょうか?
でもアメリカでは自由を求めてそう言う生き方をし、社会的にもそれを受け入れる感覚があると言うのです。
という事で今日はこの辺で。
また続きを書きます。
では〜。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?