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ZWEIGEN HEROZ連載コラム【Bloom】


「念ずれば花開く」という言葉を聞いた事がある方は沢山いらっしゃるのではないだろうか。
調べたところによると仏教詩人、坂村真民さんの詩の一節との事。

意味としては「念ずる」だけでなく自分が成し遂げたい事柄に対して一生懸命努力すれば「花開く=大きな成果を得られる」という事だろう。

もちろん念じるだけなくそこに行動が無ければ思ったような成果は得られないが、自分自身が"こう成りたい''と思うところから全ては始まる。

私も「Jリーガーになりたい」と思い、憧れた事から始まり一つの夢を叶えるに至った。



少し前の話だが、競泳選手の池江璃花子選手がオリンピック代表権を獲得したレース後のインタビューで話題になった「努力は必ず報われる」という言葉に多くの方が感動したのではないだろうか。

もちろん私もその一人である。

白血病という大病を乗り越えて日本のトップに再び這い上がるその努力は想像の何倍、何十倍もの辛い思いをされた事だろう。その努力を私が想像する事自体がおこがましい事だとも思う。


では、池江選手のインタビューでの言葉

「努力は必ず報われる」

果たしてそうだろうか。
皆さん色々な考え方があるかと思うが私の答えはYESだ。

"報われる"の価値観は人それぞれだが、「報われる=目に見える大きな成果が出る」事ではないと私は思っている。

一つの目的や目標に対し、為し遂げるためにあらゆる思考や努力を積み重ねたその時間は、その人にとって継続出来たという自信を得ることができ、人生を豊かにする時間となるだろう。

もちろん、目に見える成果を手に出来ればそれに越した事はない。
ただ、努力を継続して積み重ねることが出来たならばそれは間違いなく”報われる”という事だ。



6月末、2年ぶりの夏ユニが発表された。
前田利家の家紋である梅の花をモチーフにした夏らしいデザインだ。

梅の花言葉の一つに「忍耐」がある。
4チームが降格する過酷な2021シーズン。
クラブとファン、サポーターの皆さんが一丸となり厳しい暑さの夏の戦いを耐え忍び、努力を積み重ねた先にはきっと大輪の花を咲かせることが出来るはずだ。

シーズン終了後にはどの様な花を咲かせ、その先の未来への種を作る事ができるのか。
今から楽しみで仕方ない。

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