ジレンマ

他からの影響を多大に受ける人間は自分と呼ぶものが親からの遺伝であったり友人の影響であったりする。

私は、外見などに自信を持つことはない、それはどう足掻こうが他人からのものであるからだ。

しかしながら私は自分と呼べるものがどこにあるのかを知らないのだ、勉学に励み、他からの賞賛を得ようがそれは他人からの恩恵でしかないと思うのだ。

Aさんは優秀で眉目秀麗だったとする、AさんがBさんであることはなく、BさんがAさんとは非対称の存在であったとしてもそれは相対的なものであり絶対的な自分という要素が変動する事はない。

つまりは、いくら努力をしようがそれは他からのものであってどこまで行っても環境のお陰だという事なのだ。

ここからわかることは、遺伝と環境が自分と呼べるものを作り出しているということになる。

私が勝ち誇ろうが他人が勝ち誇ろうがそれは親への感謝であり、環境を形作る周囲の人間への感謝であるという事だ。

優秀でも劣っていてもそれはあなたが抱え込む必要はないのだ、ただあるだけ。
PCのスペックは内蔵されたパーツに依るということが人間でもあり得るということだ。

これは事実といっても差し支えはないと思う。

これは頑張る理由にもなり、頑張らなくていい理由にもなる。
こればっかりは、自分と呼びたいものだ。

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