Dr.齋のストレスを力にかえる!〜薬に頼らない身体のつくり方〜No.1
コツ①「胸をひろげる太陽呼吸」
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さまざまな不調やストレスの原因、
それは、
①筋肉や神経に「蓄積」した「感情」や「記憶」
②「身体感覚」の「低下」
③防御反応の「収縮」や「慢性炎症」による「酸素不足」
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私は日々の診療で、次のような質問をよくします。
「今お困りの不調に、こころ当たりはありますか?」
そして、次のような答えが返ってくることがしばしばです。
「特にこれといって、思い当たりません!」
理由がよく思い当たらない不調!
すごく増えているように感じます。
ナチュラルケアの視点で診察していくと、
多くの方に共通する「日々の身体の使い方」がみえてきます。
それは、
「呼吸が浅いこと」
です。
食事は食べなくても、日単位で生きていけますが、
酸素がなければ、私たちは数分とも生きていけません。
しかも、呼吸の多くは無意識に行なっているので、自覚せずに浅くなっているのです。
呼吸が浅いと、細胞にエネルギーが充分に届かないばかりではなく、
活性酸素や炎症などの老廃物も蓄積しやすくなります。
長生きは「長息」といわれるように、呼吸は不調やストレス改善の中心的な鍵になります。
では、どうすれば良いでしょうか?
「ストレスを感じたら深呼吸するといい」
と聞いたことがあるかも知れませんが、
これには、コツと練習が必要です。
コツを知らず、練習もせずに深呼吸をしても、あまり効果を感じないばかりか、返って焦りが増え、呼吸がぎこちなくなってしまうこともあります。
どういうことか?というと、
普段から「呼吸が浅い」ということは、呼吸に関係する筋肉や神経が長期間(年単位で)凝り固まっているのです。
ストレス状況では、防御反応として、当然のように筋肉や神経が固まります。
ただでさえ、普段から固くなっている筋肉や神経が、ストレスでさらに固まっているので、カチコチです。
それを、ストレス環境下で大きく動かすのは並大抵では出来ません。
ではどうすれば、いいのでしょうか?
答えは、「準備をしておく」ということです。
ストレスを力にかえるには、事前準備がかかせません。
つまり、普段から呼吸を深くできるようにほぐしておくのです。
まずは、日頃から意識して「胸をひろげる」ことから始めていきましょう。
大きく伸びをする様に、深く心地よく息を吸いながら、太陽に向けて、空に向けて胸を広げていきましょう。
そして、ゆっくりと、顎や首の力を抜きながら、重力で腕の重さを感じながら、息を吐いていきます。
太陽の光をイメージした呼吸を診療で紹介していますが、
朝日とともに行うと、とても気持ちよく、凝り固まった筋肉や神経がほぐれやすいとの感想もいただきます。
「胸がひろがる」と、自然と背骨や首の位置も調ってきて、脳幹や自律神経も調ってきます。
また、身体が温まって緩みやすい、お風呂上がりや寝る前などもオススメです。睡眠の質の改善にもつながります。
1日に2〜3分でも、気づいたときにちょこちょこと、
毎日続けてみてください。
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さまざまな不調やストレスを原因から改善!
①筋肉や神経に「蓄積」した「感情」や「記憶」
→ 深い呼吸で解放する
②「身体感覚」の「低下」
→ 無意識の呼吸や身体の状態を意識する
③防御反応の「収縮」や「慢性炎症」による「酸素不足」
→ 深い呼吸で、過剰な防御反応を起こさない事前準備
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ぜひ、深い呼吸を毎日のライフスタイルに取り入れ楽しんでください!