家族との会話


私は家族と話すのが大好き。
理解者であり、尊敬しながらも心を許している存在だから。

時々、そんな家族との会話で私が傷つくことがある。彼らにとっては「コミュニケーション」の一部であっても私には毒の塗られた棘を刺されたような衝撃がはしる。言葉の棘がどれほどに鋭利で刺さるものなのか、いかに私たちは言霊を紙一重の状態で日々扱っているのか、そんなことを常に考えるような私には尚更にその毒が体を支配するのだ。

私は何回もやめてと言っている。
だけど、その言葉ですら「家族だからいいでしょ」と軽くあしらわれてしまう。時にはめんどくさい奴だと言われる。

「家族だから」という言葉は、それだけで何をしても許しを得てしまうことができるような恐ろしい言葉だ。だからこそ、その言葉を使って誰かを支配下に置くということや、心根を無視するということがあってはならない。どれだけ親密な関係にあろうとも絶対に犯してはいけない領域がある。

しかし、言葉の恐ろしいところは使っている本人は全く気づかないところ。だからこれを機に自分自身も同じようなことをしないように己を律しながら言葉を繊細に扱える人間になっていきたいと思う。

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