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私は如何にして出生前診断の是非に結論を出したか

このブログを書こうと思い立って、ネタ帳的なものを作り始めたところ、時系列で最初に来るのがこの話題だったので、とりあえず書き始めてみます。

いきなりセンシティブな話題ですね。

奥さんが妊娠する前から、世間でこのような興味深いトピックがあることは知っていて、自分ならどうするかなー、とぼんやり考えていましたが、はっきりした答えは出ていませんでした。

せいぜい、「出生前診断をして、仮に「ダウン症です」となった場合、少なくとも悩みはするだろうな、悩むのはイヤだ(≒面倒くさい)から、やらないでおこうかな」くらいの感じ。

しかし、こどもができたことがわかってからは、あっさり自分の中で明確な答えがでました。そのきっかけになったのが以下の本。

この本によれば、「人の身体、あるいは精神は、その本人の最も基本的な所有物であり、奪われたり傷つけられたりしてはならない」(読んだのが相当昔なので、自分なりの曲解になってる可能性はあります)。

この原則は、自分の中ではスッと腹落ちしました。その理屈に沿えば、まだ生まれてなくともすでに生命としてこの世に存在しているこの子の生命は、あくまでもこの子のものであって、それを奪う権利は親と言えども、ない。だとすれば、出生前診断も不要。

この結論があっさり出ました。

とは言えやっぱりこの話題は非常に微妙な話題で、考え方はあくまでも人それぞれ。自分の奥さんと言えども、当然別の考えを持っている可能性はあります。

なので、どのタイミングでこの話題を切り出そうか、と思っているうちに、いつの間にか我が子は生まれていましたw

あとで何かの折に聞いたところでは、奥さんは自分の中で「やらない」という結論が当たり前のように出ていて、その自分の判断に従ったようです。その時は特に深追いはしなかったのですが、いつか、この話は少し突っ込んでしてみても面白いかな、と密かに思っています。

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