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こんな時代だからこそ、お客様との接点頻度を増やすべし!

洗車ツールカーディテイリング用品の専門メーカー・株式会社本荘興産、代表取締役の平井新一と申します。カーショップ、整備工場、ガソリンスタンドに向けて車の美容事業のノウハウやアドバイスなどを情報発信してまいります。

車検も車販も・・・

車の買い替えサイクルは、およそ8~9年といわれています。新車から購入したなら3年・2年・2年・2年、つまり4回目の車検タイミングで、車検を通すか車を乗り換えるか検討している人が多いということです。売り手側の視点で言うならば、車検を獲得したい整備工場にとっては、約8~9年で3~4回しか販売チャンスはありませんし、車販は8~9年に一度しか販売チャンスがないとも言えます。(もちろん、極論ですが)
ワークウェアのカジュアル化でネクタイを買う頻度は減り、スマホの普及で若者たちはテレビすら持たなくなりましたが、車は依然として生活必需品、特に地方においては、なくてはならない存在です。また車検は、法律で決められた義務であり、車を走らせるためには必ず受けなければなりません。つまり他の業種・業態に比べ、世の中の変化やトレンドに対応する必要のない分野なのかもしれません。「集客を増やすには?」、「脱・法定需要!」、「車検付加価値アップ!」などのキーワードが、整備業界では繰り返し発信されるものの、掛け声だけになっているのです。

マンネリと悪循環

といはいえ、90年代後半から車検FCが登場し、この10年ぐらいはカーリースFCなどの看板も目立ってきました。じわじわと変化が求められる環境になってきているのは間違いありません。FCブランドの大きな看板、新聞の折込チラシ、メディアへの露出…ライバルが増えるほど、勝ち残るために広告宣伝費用が膨大になります。価格競争、サービス競争が激化し、裏側ではスタッフたちが疲弊し離脱者が後を絶たず、さらに求人広告を出しても全然採用が進まないといった話も耳にします。大きなお金をまわし続けるのもなかなか大変ですよね。経営者はいつまでたっても不安な気持ちやストレスを抱えていなければなりません。
話が脱線しつつあるので戻しますが、つまりはお客様との接点頻度を増やすことが根源的な解決策だと思いませんか?さらに競争相手と比較されるようなことにならないような信頼関係を構築することができたら、さまざまな問題も悩みも解決できるのではないかと思うのです。

やっぱり手洗い洗車は、最強コミュニケーション商品

車検も車販も接点回数を増やしにくい商品・サービスである、というところに問題の本質が隠れています。行動経済心理学によると、人は半年以上、会う機会がないと、どんなに愛し合う恋人同士でも大親友でも信頼の絆が緩み出すのだとか。逆に会う頻度が多ければ多いほど、特に好意や根拠や理屈もなく、なんとなく信頼しあえるような関係性になるとのこと。(学生時代のクラスメイトや会社の同僚などが、きっとそんな感じなのだと思います)
ということで、会う頻度を増やし、お客様ともっともっと仲良くなるために、整備工場やカーショップが洗車を販売することをお勧めします。手洗い洗車は、数千円と手頃な価格であり、季節の変わり目やロングドライブに出かけるお休みなど、高頻度で購入していただける商品です。手洗い洗車の作業のついでに傷や凹みを見つけ出し、軽鈑金を提案したり、洗車のついでの安全点検をセットで提供することもできます。DXやAI、機械化やセルフ化がどんどん普及する世の中だからこそ、リアルな人と人のコミュニケーションの大切さを見つめ直してみるのも良いかもしれません。
 

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