アスリートも歯が命

かつて「芸能人は歯が命」というCMがあった。人に見られる職業は歯で印象が変わる、ということだろう。
若い選手に取材すると一様に歯並びがきれいだ。スペイン戦で決勝ゴールを決めた田中選手もしかり。それだけ子供の歯に気を遣う親御さんが多いということだろう。

学生時代、アメリカでホームステイをした80年代、歯列矯正をしている子供が多く驚いた記憶がある。当時、日本ではまだ稀だった。
時を経て、日本もすっかり歯や歯並び対する意識が高くなった。アスリートのみならず、若い人には歯並びが良くない子の方が少ない印象だ。欧米では昔から、歯は育ちを表すとされている。

歓喜の瞬間に美しく光る歯は、パフォーマンスにも影響を与えると言われる。かみ合わせ次第で疲労も変わることから、オフ期に歯科医のもとを訪れる選手も少なくないようだ。マウスピースを愛用している選手もいる。

「アスリートも歯が命」の時代になっている。

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