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データを重要視するサッカー監督


こんにちは守屋です。


現代のサッカー界では、データ収集は欠かかすことができず、データに基づき試合展開を考えるチームも少なくありません。また、データをもとにサッカーを楽しむサポーターも多くなったと感じます。


そこで今回は、データを重要視する監督と、データよりも自分の直観、戦術眼を大事にする監督では何が違うのかを考えて見たいと思います。


データは客観的事実。直感は主観的感想。


サッカーは身体を動かすスポーツのために、どうしても監督、指導者の中には目で見える動きで良し悪しを判断する傾向にあります。

例えば、スタメンを決めるとき、起用した選手の理由が、

「お前はミスが少ない。」
「1対1で負けていない。」
「裏への飛び出しが速い。」

ということでした。さすがにプロでは少ないとは思いますが、中学や高校では良くある決め方ではないでしょうか。

しかし、納得いかないのは同じレベルのスタメン落ちした選手です。なぜなら自分も同じよう部分では負けていると思っていないからです。

理不尽になりづらいデータ分析


もし、データを取っている状態であれば、

「お前はあいつと比べて、ボールポゼッション時のミスが40%、あいつは10%だ。つまり自陣でボールを回しているときに、あいつは10回に1回しかミスをしなくて、お前の場合は10回中4回もミスがある。これではレギュラーでは使えない。」

という客観的事実があれば選手も納得しやすいですよね。そして何よりも、何が課題なのかが明確になります。

しかし、直感や経験則で伝えた場合によくあるのは、「なんで外されたのか自分で考えろ。」という言葉です。

私はこれは無駄な「考えさせる行為」だと思っています。

なぜなら、データがあれば、そこから自分の足りない部分をレギュラーと比較し、そこからヒントを得て、自分で仮定することが出来ます。

「あいつは、俺と同じトップ下でもデータでシュート本数が圧倒的に多くて、走行距離も多い。ということは、俺が必要なのは最後の場面でパスの選択肢よりもシュートを選択してゴールに直結する動きをして欲しいと監督は思っているかも知れない。」

データから自己分析をし改善することで、最短で監督が足りていないと感じる部分を修正することが出来ます。

ヒントを与えないことは、指導放棄では


しかし、「なんで外されたのか、自分で考えろ」だけしか言われなければ、課題がどこにあるのか絞り切れずに困惑してしまい動けなくなってしまいます。


すると指導者は、「なんでこんなことも分からないだ!」と怒鳴りますが、ヒントもないのに自分で考えて見当違いなことを伝えて、さらに怒られてしまうのは目に見えていると選手は思うわけです。


指導者とは、その名の通り、ある目的に向かって教えを導くことです。全くヒントを与えずに考えさせることは、指導放棄とも感じてしまいます。


データを重要視する監督は、客観的な事実からなんでスタメンではないのか、なんで現状ではあの選手を起用するのかを論理的に答えることが出来ます。


そして、その答えを受け取った選手もデータから自分が何が足りないかを考えて、答えを導き出そうとして取り組むことができます。


データが全てではないですし、「ノッている選手」というのはデータでは分からなかったりするものです。それでも、データを重要視するサッカー監督には自分の主観では分からない見えない部分を見ようとする意識や、何かを伝えるときの説得力が増すのではないでしょうか。

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