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論理的に考えるサッカー選手は、無駄が少ない

こんにちは、守屋です。

感情的・直感型は再現性が低い


スポーツに限らず、感情的、直感型の人間は再現性が低いことが挙げられます。


その理由は、感情一つでモチベーションが上がりハイパフォーマンスが出来る反面、感情が高まらずモチベーションが低いときには結果も悪くなってしまうことがあるからです。


なぜそのようなことが起こるかといえば、分かりやすく「今日の起きたときの気分」や「良いことがあったとき、悪いことがあったとき」という周りの現象や自分の感情が中心になっているため、行動に変化が出てきてしまうのです。


つまり、気分が高揚しているときには良い結果を生み、気分が沈んでいるときには悪い結果を生んでしまうという再現性に欠ける部分が出てきてしまうのです。


感情的な分だけ、プレーに波が出る


感情的な選手は、自分が感情をコントロールできると思っているものの、実際はプレー中に相手からタックルを受けたり試合の状況次第でストレスが生じてきて、プレーに波が出てきます。


それは冷静でいよう、落ち着こうと思うマインドこそ自分をコントロールできていない証拠であり、本当に感情をコントロールしている人間であれば感情を置き去りにし、やるべきことだけに神経が研ぎ澄まされているはずです。


論理的・考察型は再現性が高い


論理的、考察型の人間は、感情的とは逆にどんな状況でも物事の本質が変わらない限りは、コンスタントに同じ行動を繰り返すことが出来ます。


イチロー選手を例にとってみればわかりやすいと思いますが、ヒットを打つという本質を中心に考えているために、チームが変わろうと、デーゲーム、ナイターゲーム、打順が何番でも、途中からの出番であってもヒットを打つということを基準に一番いい準備とは何かを逆計算し取り組むのです。


その取り組みは「起きたときの気分」や「出番が少ないから本調子にならない」などという感情的理由を排除し、どんなときも本質に基づいて取り組むことにつながるのです。その結果、偉大な記録を残し続けることが出来るのです。


論理的な分だけ、技術が高い水準であれば確実性が増す


論理的、考察ができる選手であれば、勝利のために何が最低限必要であり、そのためにどんな練習に取り組んだら良いかをまず徹底的に考えます。


選手一人一人の技術水準が高ければ高いほど、「勝利に限りなく近い手段」を遂行するのにミスが減ります。そのミスを減らすためには戦術、やろうとすることを十分に理解する必要があるのです。


もっと言えば試合のどのシーンを切り取っても、意図があることを説明できるほど、プレーと頭脳の血肉化が必須と言えるかも知れません。


感情的な選手は、調子がいいときには無駄なプレーはないかも知れません。ですが、調子が悪いときには試行錯誤しようと思いついたプレーの数々を試してしまうのです。


これのどこがいけないの?と思うかも知れませんが、思いつきでプレーに変化をもたらすということは、味方選手からすれば意図が理解できない以上は困惑する一つになるだけなのです。


逆に論理的な選手であれば、思うようにいかない状況になったとしても本質はゴールを決めること、と定義を明確化しやるべきことの精度を高めること、チーム内でビジョンの共有がしっかりと出来ているかチェックすることで再現性を高め勝利を近づけようとします。


人生のすべてが無駄な経験じゃないという言葉は、本当に無駄を排除した人間が言える言葉であり、感情的に動く人間が言うのであればそれは後付けの言葉でしかないということなのです。


投資家が投資と消費を無意識で考えて、何かを買うときに投資か消費かを常日頃から意識するのと一緒で、消費が感情的に発生するものであり、投資は考察なくしてすべきものではないのです。


日本のサッカーはまだまだ、幼少期から考えることよりも「言われたことをやる」ことが先行してしまっていたこともあり、あらゆることを考えてから行動する、考えながら行動するということが不足しているように感じます。


もっと論理的に考えるサッカー選手に指導者が多くなれば、日本のサッカーも一人一人が自立したフットボールとなるのではないでしょうか。

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