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麻雀漫画名言集

KindleUnlimited読み放題対象で、面白かったので紹介します。今回は片山まさゆき氏の作品にスポットあてています。代表作には『オバカミーコ』『ノーマーク爆牌党』『牌族オカルティー』『満潮ツモクラテス』など。当時も、今読んでも勉強になることが多いで、麻雀人には心に響くはずです。


①麻雀にまあいいかという打牌はない 

(ノーマーク爆牌党)
麻雀は一打一打が本当に大事で、その一打で結果が大きく変わります。下の牌姿で、鉄壁は手拍子で③切りとしてしまいました。(本来はドラ3を使い切る牌効率を考えて、5切りが正解。)結局リャンメン・カンチャンの受け入れをなくしてしまい、その裏目の④をひいてしまうが、その局はアガリ逃しとなり流局。このときに『まあいいか』という鉄壁の心の声に対して、ライバルの茶柱が『麻雀にまあいいかという打牌はない』。

とても共感できます。私の悪い癖で、イライラすると考えないで打ってしまうことがあります。(まあいいかというレベルを超えて思考停止 笑)
もしくは雀鬼流の真似をして1秒以内の打牌をすることもあり、難しい局面になると少し考え方が短絡的になってしまうことがあります。(麻雀というより速く打牌したいだけ 笑)
そんな当然適当な打ち方で勝てるほど、麻雀は甘くありません。この言葉を唱えながら、私は麻雀をすべきと思いました。

鉄壁が間違えた何切る問題(5切りが正解)

②負けるってこういうことなんだ

(ミリオンシャンテンさだめだ)
プロとの対局に負け、多額の借金を背負った同じ大学のチームメイトに放った極限堂の一言。サムライと称される極限堂に逃げの選択肢はなく、勝負での負けは受け入れなければならないという考え方をもっていた。

私自身、格下に負けてしまったことに対して、負けを受け入れることができずに、自分自身以外の何かのせいにしてしまうことがありました。(人間って負けることが嫌いだからわからなくもないが・・・)
少し時間がたつとそんな自分がとても不細工であることに気づきます。そして麻雀で強くなりたかったら、自分の負けを認めなければなりません。負けることはとても辛いことですが、自分自身を前に進めるためにも、負けたときにはこの言葉を思い出し、踏ん張るようにしています。

③矛盾している二面性を内包している打ち手、それが最強だ

(オバカミーコ)
繊細と大胆、冷静と闘争心、素直さと猜疑心、鋭さと鈍さ・・・こういった相反する矛盾する二面性を麻雀強者は持っていると説いた。とてもわかります。私が雀荘メンバーでお世話になったマスターがまさにこのタイプ。めっちゃ大胆に攻めている印象がある一方で、話を聞くと冷静に場況を分析して、最適な打牌をしていることがわかりました。

麻雀以外のことでも、強い人は矛盾している二面性を上手に使い分けている印象があります。私は闘争心むき出しで、周りが見えなくなり、勝手に暴走して、よく選択を間違える系の人なので、このバランス感覚は常に意識しなければなりません。

④麻雀は数学のゲームでなく、哲学のゲーム

(満潮ツモクラテス)
さらには麻雀メンツを、『彼は皆、良い問題を出してくれる教師』という主人公・積倉手数(ツモクラテス)。(なんちゅう名前やねん!笑)

でもそのとらえ方をすると麻雀の面白さが倍増します。(その難問、絶対に解いてやるって熱い気持ちにさせてくれます。)元高校数学教員でもあるので、教育学を勉強するときにソクラテスの”無知の知”をどうしても意識してしまいます。

あとどうしても麻雀=確率、メンツ=対戦相手と考えてしまう私に、一喝してくれました。この言葉を受けた直後は、麻雀の視座が高くなり、真摯に麻雀できているような気になります。

以上4点が、今回私の方で厳選しました。他にも印象に残っているのが、当時、雀荘メンバーとして働いていたときに、『オバカミーコ』で出てくる『リャンメンが幸せの形』という名言がマイナス地獄の自分を救ってくれました。(ペンチャン、カンチャンで立直しまくっていたので 笑)片山さんの作品通して、麻雀打ちとして、人として成長することができました。

当時読んでもあまりわからなかった部分が、10年以上経ってわかることが増えました。私、まだまだ強くなれそうな予感がします。 笑

片山さんの作品をまだお読みになっていない麻雀打ちは是非読んでみてください。絶対に心に響く言葉に出会えます。今回は以上になります。
いつも記事を読んでくださりありがとうございます。

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