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【GW特番】 社内の人から推薦してもらった本を読み漁ろうの巻 #3 「トレイルブレイザー: 企業が本気で社会を変える10の思考」

GW、皆様はいかがお過ごしでしょうか。


早くも第三弾となってきました。
決算書、リーダー論ときて第三弾は

石原さんからご紹介いただいたトレイルブレイザー: 企業が本気で社会を変える10の思考です!


企業のバリュー論ですね!
石原さんが薦めてくれたとのことでなお楽しみです!
それではアウトプットどうぞ!

●あらすじ

SalesForce創業者のマークベニオフが語る、バリュー論が展開されている本です。実話として同社が何度も危機に晒されるのですが、そこをどのようなバリュー(組織に根付いた文化)で乗り切ったのか、そしていかにバリューが組織形成で重要かを説いてくれています。


また、本書序盤ではベニオフのバリュー論のルーツとなった幼少期の経験から紐解いていて、その考えの源泉に触れることができる一冊となっております。


●ポイント

①マークベニオフのバリュー論のルーツ

父から→信頼とカスタマーサクセス
母から→愛情
妻から→ひらめき
祖父から→平等
祖母から→忍耐と勤勉さ

②Salesforce社の4つのコアバリューとその真価

(1)信頼
→ソフトウェアを売ったらおしまいではない。顧客の成功のサポートのために、透明性高く、誠実にサービスを提供する。

(2)カスタマーサクセス
→お客さまが使われてビジネスに成功する。あるいは、成長する実感がなければ、継続ができないビジネスである。

(3)イノベーション
→煩わしいITのメンテナンスから解放され、本業にフォーカスしていただく。そして、イノベーションが起こせるようなソリューションを提供する。これが、成功、成長可能性を高める。

(4)平等
→さまざまなDNAが融合して初めてイノベーションは起こる。大事なことは、多様性を認め、お互いを尊敬、尊重し合うことである。


●学び/新発見

・成長と社会貢献は両立すべきである


自分の先入観的に、利益を追い、成長を最優先する企業もあれば、社会貢献を最優先とする企業もあると思っていたが、どちらも追いかけるべきなのが興味深いなと思いました。

社会貢献を目指すことが、結果的に、各従業員それぞれの働く意味になり、結果的に中長期的な利益につながるという順序でしょうか。

また、利益を追い求める過程で、社会貢献の軸をぶらさないという順序でもありますね。


・環境より、そこにどう情熱を注ぎ、俯瞰するか

幼少期、ベニオフは父や祖父から、今のコアバリューにつながる多くの考えを得るわけですが。

どうしてベニオフは幼い頃からこのようなコアバリューに気付けたのでしょうか?

幼少期のベニオフの環境が優れていたのだろうか?
ベニオフのインスピレーション受ける器(地頭)の良さが優れていたのだろうか?

どちらも正直あまりピンときません。

これはあくまで僕の推測に過ぎませんが、ベニオフの何事にも情熱を注いだ点、そこから相手を俯瞰できた点がコアバリューの発見につながっているのではないかと思いました。

本気で手伝ったから"小売業は向いていない"と気づく
いつも父や祖父の"優れている点"を俯瞰していたから、信頼や透明性、平等といった大事な概念に気づく

そんな感じじゃないかなと思いました。

何事も本気で情熱を持ってやること
他者との間には一定の礼節、感謝を持って俯瞰して接すること

この二つは重要なベニオフの人間力だったと言えると思いました!


●明日から活かせる点

信頼を何よりも大事にして透明で誠実な業務をすること
改めてSalesXに必要なコアバリューは何か考えること
何事も本気で情熱を持ってやること
他者との間には一定の礼節、感謝を持って俯瞰して接すること

こんなところですかね。
まずは、日々の業務や人間関係を大事にしながら、
SalesXがどんな社会貢献のためにどんなバリューを発揮すべきなのか、
そこから自分なりに考えてみようと思います。


●終わりに

本書は組織が危機に晒されたとき、絶対にブラさない軸としてバリューが大事であること、そして日々の業務でも大事にするべき考え方が学べるいい本でした。

特に

仕事では本物の深い人間関係を築き、従業員や顧客に喜んでもらうためなら手間暇を惜しまなかった。これがビジネスの核心である

ここはめちゃくちゃ刺さりましたね。
石原さん、ご紹介ありがとうございました!👍

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