見出し画像

約束への温度差(太郎ちゃんアリーナの裏話)

日中はまだ少し汗ばむわ~な感じを残しつつ
空の青さと空気の感じは秋の気配ですね。
それにしても、比叡山で買った栗美味しかったな~。な~んてね。

その昔、三浦君に「全部ひらがなの方が読みやすいやろ?」って聞いたら「イヤ、ゼンブカタカナデカイテクダサイ。」と言われて書いた事があります(笑)
この人達の世界はカタカナの世界なんやな
と思った事があります。が、三浦君だけでした。山ちゃんは違ってた(笑)

余談はさておきまして~


『じゃあ11時半にスタミナ太郎集合で。
もし、それでダメな人は残念やけど諦めてもらう。という事でええか?』

「おお。ええで。わかった。」

『わかった。ほな、僕はそれで動き出すで
ええなそれで。」

「わかった。ええで。」

『わたくし』と「弟」のスケールの小さい
首脳同士の会談と約束した瞬間の電話での
会話だ。


あとは、それぞれの首脳が約束を果たす為にどう動くのか。だけだ。
それを相手に、いちいち見せる必要もない。
もちろん聞かせる必要もない。
少なくとも僕はそうしてる。
最低限のこっち側の責任やと思ってる。
そして、それぞれの組織力も試される。


僕は早速その日のうちに動き出した。
珍しく三浦君に断られた。
「ソノヒワショウボウガアルカラムリデス」
って言われた。マジで?ガックリやわ~。
メインの三浦君が来てくれんと始まらんがな。さてどうする?

もうちょっとだけ早く帰らせてもらう事は
できんの?
一緒に消防に行く〇〇さんに、こっちからも
お願いしてみよか?
「チョットボクモカンガエテミマス」
な感じで、こっちの凸凹メンバーでの話しは
進んでいた。僕の中では、絶体一緒に行く事しか考えてなかった。

この時点で、山下君(山ちゃん)には、まだ何も話してなかった。
二人ともに、色々とあったので、すんなりと
何事もなかったかのように連れて行ってやるのは笑止千万だったのは真だ。

吉田君(吉)にも伝えた。すぐ了解の返事もらった。「11時半にスタミナ太郎」

あとは、三浦君の段取りと、山ちゃんの段取りだけだった。

すると、次の日…

弟からLINEが入る。
「嫁が、その日13時まで仕事やから、時間を14時に変更してもらいたい」と。

あの約束は何やったんやアホかっちゅう話しですわ。こっちは動き出してるっちゅうねん。11時半で言うてもてるがな。そこの気遣いもなく、自分等の事だけを言うてくるとは
このくそアホンダラが。
まだ、この心の声は出していない。
ただ、その時間なら三浦君が問題なく来れる
という、こっち側の利点もある。
結果的に「しゃ~ない。じゃあ13時半にしたる」って返事した。

その時間にしてくれたら、こっちも助かるわ。ありがとう。にすれば、気持ちよくスムーズに事が運ぶのだろうが(弟家族側だけ)
僕は、そんな事してもらわんでも、こっちはこっちで、キッチリと11時半に雁首揃えて行ったるがなという気持ちマンマンなので、言わなかった。それと、一度決まってから
あ~じゃ、こ~じゃと連絡してくるのは
大嫌いだから。の裏返しでもある。

さて、そこからはまたこっちも動き直し。
吉に改めて時間の変更を伝えた。
「親方にしては珍しいやんみたいな顔しながら、了解してくれた」
続いて三浦君にも改めて連絡し直した。
「アリガトウゴザイマス。ソノジカンナラ
モンダイアリマセン。ゴチニナリマス」
ゴチになります言われてしもた(笑)

その時に課題を伝えた。
「山ちゃんには、まだ何も連絡してないから
三浦君から説明して、約束して、車に乗せて来てもらえよ。当日現地集合な」と。
「ワカリマシタ」と返事をもらった。

二人の会話には、微妙に不安があるけど
放っておく事にした。吉には裏で根回ししといて。


これでヨシ!
こっちの準備は整った!
後は出陣を待つのみじゃ~!!


そこから、ちょいと弟からLINEとか電話は
あったが心の声は、まだ漏らさずにやり過ごしてた。
文章の始めに必ず「家族三人お世話になります。」とか書いてる。
それほど思ってもない事を丁寧な文章だけで送って来るから。
話しをしてもそんな話し方する人いるでょ。
最初に言う事は、その人にとってはそんなに
重要じゃなく、そのセリフの後にホントに言いたい事を話す人。
弟もそんな感じがプンプンしてたから。


決戦前日の土曜日


その日は、仕事帰りに実家へ行く約束してたから、僕は仕事終わりで実家へ行き、先にシャワーに行った。その時に弟から電話。
シャワーから出ると親父が電話の事を教えてくれた。何か嫌な予感がしつつ折り返し弟に
かけてみた。

早速第一声目に出た~
「明日は家族三人よろしくお願いします。」
この後に、大抵「でな」が入ると瞬時の予感。すると、まさに
「でな、コロナの事もあるし、席が取れんかったら困るやろから、俺、予約しといたで」

なんじゃその言いぐさは
心の声ダダ漏れにするスイッチが目一杯オンになった。

『お前アホか!連れて行ってもらう分際で
何でお前が予約するんじゃ。気を使う所が
違うやろがい。そこはおとなしくひっこんどかんかい。まず大体予約するんやったらワシやろがい。そんな事よりも、お前の家の事くらいようまとめんのかい。家庭の事情なんか関係あらへんのじゃ。約束の時間より一分でも早く来ることを努力せんかい。いつまで経ってもわからん奴やのお前。わかったんかい?えっ?こらっ』

「おお。ごめん」

きっと何もわかっちゃいない。
ダメだこりゃ。


この兄弟の会話を全て横で聞いてた母が
僕に謝りだす始末。
「ごめんな。私の育て方が悪かったから…
言うてきかすわ」

『おお。よう言うてきかしとけよ』

親父からは、兄貴やいうだけで弟に偉そうに言うなよって昔から口うるさく言われてた。

ほんなもん関係あらへんがな。
人としてどうなん?って話しや。

気を使う所もわからず、できず恥ずかしいないんかいって話しや。

連れて行ったるって事で偉そうに言わさしてるのは、自分等のその態度って事わからんか?

「ほんまや、そやな。それを言わしてるのは
こっち。深いわ~。グサッと来るわ。」母。

全く両親には関係のない話しやったのに
巻き込まれて、親子で大反省会が開かれる
不始末となった。めんどくせぇ。


なんかモヤモヤしたまま決戦当日を迎えた。

当日にまで昨日の事を言うと、凸凹メンバーも、明日香部長も、鬱陶しいやろから
何も言わずに、何事もなかったかのように
振る舞ったが。


きっと奴(弟)は何もわかっちゃいないと思う。そんな態度だったから。

それぞれの、約束への向き合い方と温度差が
マジマジと出た出来事だった。
組織力も試された出来事だった。
普段からの何気ない約束とか取り組み方が
そんな時に行動力として出てしまう。
試される出来事だった。



まぁでも、部長と三浦君の戦いは見れたし
皆、お腹一杯食べれたからヨシとしよう。




もひとつ楽しい話しではありませんが
読んでもらってありがとうございます🙇

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?