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2021.9.20. mon. 久々の早朝散歩。

今日は月曜日。でも敬老の日で世間はお休み。お天気もいいので新聞を買いがてら荒川河川敷まで歩いてきた。

朝の空気は澄んでいて、つい川のほうへとどんどん脚が向いてしまう。土手を上る途中、草ヒバリの合唱が草むらからヒュロロロローときこえてきた。咄嗟に「あ、草ヒバリ!」と思ったほど、透明で、薄きみどり色を思わせるような美しい声だ。

土手の上には朝日が射していて、太陽に向かって歩くのはちょっと眩しいけれど、エネルギーをもらえるようで気持ちいい。まるで太陽のシャワーだ。なんて思って歩いていくと、散歩の人もけっこう目立ったのだが、常連さんたちは皆、眩しいのを知っているからか、私とは逆の方向へ、太陽を背に歩いていくのだった。

真夏と違って、もうそんなに太陽の光も強くないし、反対向きも試してみれば気持ちいいのにな。決まったことを変えるのにもエネルギーが必要なのかもしれない。なんて思ってしまった。

昔はよく「旗日」なんて言葉を耳にしたものだ。うちでも飾っていたように思うが、いつの間にかそんな家も少なくなった。ところが今日、歩いていると日の丸がやけに目についた。それも土手に近い古い家ほど、国旗を出している家が多いようだ。住人も古いからか。かつて何かの店をやっていた家のようでもある。

我が家も古いが、この辺りにはまだまだ古い家が目立つ。21世紀から取り残されたようで、かえって安心したりして。そんな古い門構えの家の前に彼岸花が咲いていた。秋だな~。

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