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「たった一文字」で変わる


好きな映画の歌詞を長いこと勘違いしていた
しんがきです。


先日『トイ・ストーリー4』を観ました。2回目。
初めて4を観たのは2019年、映画館で大泣きして
館内が明るくなった後も席を立てなかったのを思い出しました。


ところで『トイ・ストーリー』の挿入歌
「君はともだち」知ってますか? 


こんな歌です。

 
♪ 俺がついてるぜ
 俺がついてるぜ
 辛いことがあっても
 君は逃げちゃだめだよ
 君はともだち
 

(俺がそばにいて
 君を応援しているよ!)

 

明るい友情の歌ですね。
なのにしんがき脳内では

 
♪ 俺はツイてるぜ
 俺はツイてるぜ
 辛いことがあっても
 君は逃げちゃだめだよ
 君はともだち

(ツイてる俺とともだちなんだぜ
 逃げんなよ君ィ!)

 

上からジャイアンソングに。

正)俺がついてるぜ
誤)俺はついてるぜ

「が」を「は」と聞き違えるだけで
メッセージまで変質してしまった。

 
たった一文字で変わること、ありますよね。

例えば友人と入ったレストランで
メニュー表を広げて一言。
 

「●●でいい」
 

本人はなにげなく使っているかもしれません。
ですが、なかには「で」が放つ響きに

(妥協してる?)
(遠慮してる?)

と相手に思われる場合があります。

本人に他意がなくても
コミュニケーションが一瞬ガタつき、
小さな違和感をやり過ごしていると
気づけば、それが相手との間に隔たりを生む要因にもなります。


たかが一文字、されど一文字。



「あなたがいいです」
と言われるのと

「あなたでいいです」
と言われるのでは、
印象がかなり違いますよね。

 
 
「あなたがいいです」だと
「あなただからいいんです」
と、前向きな選択を感じられて
 

「あなたでいいです」だと
「あなたでもまあいいか」
と、妥協感がただよってくる。
 
 
たった一文字が全体の印象を左右します。
 
 
「コーヒーでいいです」

(・・・ほんとに?)
 

「コーヒーがいいです」

(了解!)
 

「日本語は世界一むずかしい言語」
と言われるのは、てにをは、助詞の使い方が複雑なのも一因だとか。
「は」も「が」も助詞です。

なんとなく使っているからこそ
仕事やプライベートでの自分の話し言葉や書き言葉に意識してみると、
目の前の相手の反応に変化が生まれるかもしれません。

 
日々のちいさな意識が
一方的な「伝える」から
双方向の「伝わる」へ
少しずつ近づけてくれるのだと思います。
 
 
 
 
P.S.
 

知人に歌詞の聞き間違い
(ウッディのジャイアン化)を話したら

「『俺が憑いてるぜ』なら
ゴースト・ストーリーになる」

 と更にまぜっかえしてきました。

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