イヤよ

キライな対象があるってことは、そこにスキを見つけるチャンスがある。

 絵が好きじゃない僕がその理由を考えた結果、好きな絵のタイプを見つけられた話は以前した。今回は、キライなことがあるということは、そこにスキを見つけるきっかけが潜んでいる、というお話。

 このテーマで書こうと思ったのは、上で書いたエピソードを読み返していた時。ふと「そもそも、僕って絵画も含めいわゆる芸術が、なんで苦手になったんだっけ?」と思ったから。

 思い当たるのは、小中学校の美術の授業。そのでも、材料を加工したり組合せて作っていくような作業は楽しかった。例えば彫刻刀で木を削るとか。でも、できた作品の評価は大抵5段階中2とか3ばかり。あまりいいとは言えない(涙)。そんな評価が続くもんだから、「もう芸術なんてイヤだ!」ってなったんだろう。理由がほんとしょうもない(笑)。

こんなふうに、キライになったきっかけ(美術の授業)を要素に分解していくと、僕の場合①作る作業は好き ②評価が低くて嫌な思いをした となる(他は覚えていないので多分重要ではない)。美術なので、もちろん他人からの評価も重要。だが、もっと根っこの部分である"作品作り"については好き、さらに"作品を見ること"も嫌いではないのだ。このように、キライなものについて要素分けしていくと、好きなこと・嫌いではないことが見えてくる。僕だったら、作品作りは好き・鑑賞は嫌いではない となるわけだ。そこから、ちょっと気になる展覧会に行って鑑賞にハマったり、作品を作りまくってその過程や作品をyoutubeにアップしてたらファンがついたりするかもしれない。スキなことを作ることができるのだ。僕の場合は、美術展に行って好きな絵の条件を知ったり、ゴッホについて興味を持つことができた。

 このように好きなことがない、趣味がないと悩んでいるひとは、自分がキライだと思っていることについて、今一度その理由やキッカケを分解してみてほしいそこから自分のスキを見つけることができるから

 

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