今ここに在り続けるということ
ときどき思い出す言葉に、「今ここに在り続ける」というものがあります
これって、20代の頃に受講していた自己啓発セミナーでも言われていた気がするし、今の自分にとって旬なIFC(国際コーチング連盟)のコア・コンピテンシー(能力水準)にもあります。でも、調べてみたら、老子の言葉にも似たようなものがあるみたい
どういうこと?
言葉のとおり、「今」「ここ」に在り続けるということ
時々ありますよね、人の話を聞いている時に、別のことを思い出してしまったりしていること。それって、気持ちが「ここ」に居ませんよね。全く別のことを考えているんじゃなくても、目の前の人との会話の話題の中で「自分は何言おうかな」って考えているだけでも、同じような状態になります
ICF(国際コーチング連盟)の能力水準(https://icfjapan.com/competency)の5番目にも、今ここに在り続ける(Maintains Presence)というのが在ります
さすがに、わたしはコーチングを学びましたが、セッション中ではない普段から、そんなことを考えてるのかというと、そうじゃないです
たとえば会議のとき、たとえば宴会のとき、なぜか自分だけ話題に入っていけないな、と感じてる時があったんです。そのことを、コーチ同士のセッションで後から振り返った時に、あの時は、「今」「ここ」に居なかったなって思ったのですね
老子の言葉
ちょっとわかりにくいな、と思ったら、老子の言葉に、もっとわかりやすいのが在りました
コーチ同士の会話で、「ベクトルが自分に向く」というのが在ります(よくない状態です)。不安に感じたり、次の質問を考えてしまっていたりして、クライアントそのものを見ていない、クライアントを感じていない状態です
コーチングでなくても、目の前の人、目の前の人の話題、目の前の人の興味に興味を持って向き合う。ちゃんと目の前のことに「興味を持つ」ことが大切だな、というのが最近感じたことでした
なので、「今」「ここ」を意識するのって大切だなと思っています
おまけ: サン=テグジュペリの言葉
このコーチングで意識していた「今、ここ」という概念が、老子の言葉にもあったよね、というのと似たようなことが以前ありました。老子のような思想家ではなく、「星の王子さま」のサン=テグジュペリの言葉に関してです
コーチングに関して学ぶ中で、「まるで、クライアントの隣で同じ風景を見るように」みたいに言われたことがあります。同じような言葉を、社内で傾聴トレーニングを受けている人も言っていました。ですので傾聴をするうえでのあるべき姿勢かもしれません
その傾聴トレーニングの受講者が、以下のような素敵な言葉を紹介してくれました
素敵な言葉ですね
恋人同士だけではなくて、協働関係にあるコーチとクライアント、同じ目標に向かって協力して進むチームメンバー、など、いろいろなところに当てはまる言葉かなと思います
「今、ここにいて、皆で同じ方向を向く」そんなあり方をしたいな、というのが今日のまとめです!
コーチングにご興味のある方は以下のリンクから
今日のタイトルバックの画像は、小田原の江之浦測候所の「甘橘山 春日社」です
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