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スナイパーの意外な使い方【毎週ショートショートnote】

『スナイパーの意外な使い方』という小説が地球を救った。

シンギュラリティを超え、AIが世界を征服していた。

まるで渡り鳥のマガンのように群れをなしたドローンが空を覆いつくしている。

人間の姿を見つけると突撃する。

そうやって、見つけた人間を一人一人抹殺しているのだ。

しかし、人間も生き残りをかけレールガンを作りスナイパーとして抵抗していた。

こういった状況がとある小説家が書いたSFショートショートに同じような状況が描かれていたのだ。

そこにはこう描かれていた。「スナイパーは武器を置き、人文字を作れ。人文字で『PEACE』とするのだ。AIの画像認識能力によりそれが言語化され、AIに伝わるだろう」と。

最後の望みをかけ、人間はそれを実践した。

人文字を作った人間に、ドローンの群れが突撃してくる。

もうだめだ、皆がそう思った瞬間、ドローンは空中でピタリと止まった。

ドローンの群れは静かに夕焼けに向かっていった。巣に帰る鳥達のように。


(410字)


たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。

※全然まとまりませんでした。


*この記事は、以下の企画に参加しております。


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