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「で」(相模原公式記録員見習い戦記・第21節vs北九州)

最近、ホームゲームに出勤する度に楽しみなことがあります。

受付に鎮座しておられるこちらのぬいぐるみ。

いつからいるかははっきりとは覚えてないけど、少なくとも長崎戦、東京V戦、そして今回の北九州戦と、3試合連続で見ています。

今回は、試合後に花火が上がるということで浴衣で登場した上、その浴衣にもマッチデースポンサーにちなんだ桜の花びらがあしらってあるという細かさ(これは言われるまで気付かなかった)。

ボランティアさんお手製とのことなのですが、どなたがつくっておられるのか、私は知りません。大して関心もありません。ただ、こういうことができて、そして実際にやるということ、すごいなあと思うのです。

……きっと、ご本人は、いやこういうのが好きで楽しんでやってるだけだし、っておっしゃるんじゃないかなあと思うんですけどね。

水曜は浦和にも行ったみたいですね。


休憩時間にスタジアム周りを歩いてみると、ゲートの案内アナウンスがやたらきれいな声。

相模原のことをしゃべっているので、汎用的なものじゃないし、なんだろう?と思っていたら、ご当地アイドルさんが録音されたものを流しているのだそうで。


最近割といろんなスタジアムで見るようになったけど、ウェルカムボードもある。


そのほかにもちょこちょこあるのですが、なんというか、相模原楽しむ、というより、相模原楽しむ人が増えてきたのかな。

スタジアムの盛り上がり、楽しみをつくるのは、本来はクラブの仕事。だけど、そんな相模原の舞台装置を使って、自分たちも楽しみつつ彩りを添える。素敵なことだと思うのです。

もちろん、無茶をせず・させずに、そういう楽しみたいという気持ちをゆるゆると持ち続けられるようにすることが大事だし、内輪受けに走らないようにということにも気をつけなきゃなのですが。(楽しむことが一番、という考え方には私は賛同しません。自分たちが楽しむことと、不特定多数の楽しみを両立してこそだと考えています。)


……まあ、私には絵心も裁縫の腕も何かをつくれるような技術もないので、素直にうらやましいんですけどね。


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今回の試合、スコアは0-0。ただ、めちゃくちゃに疲れる試合でした。

混戦の中でのシュートが多かったですもんね。特に終盤の北九州の猛攻撃、確認作業に追われてばかりで、目の前の試合と、映像確認と、両方に頭を回さねばならず、気が全く休まりませんでした。

正直なところ、試合を見たという感覚があまりありません。なので内容については大して語りません。北側(北九州ゴール裏側)のゴールマウス選手はよく頑張った、というくらいでしょうか。同じゴールマウスに5回も当たるなんて初めて見ましたよ(前半相模原がポスト叩き2回、後半北九州がポスト叩き2回とクロスバー叩き1回)。

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↑今回獅子奮迅の活躍を見せたゴールマウス選手。


まあ、ぐったりはしましたが、前回の失敗の反省もふまえて、自分の務めをしっかり果たせた、という確信はあります。なので楽しかったし、満足。


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これでリーグの前半戦、1巡目が終了。成績は、2勝7分12敗、勝点13。

残念ながら、残留とかどの口で言うか、というレベルの成績です。

残留圏の18位は勝点19。6点差なのでまだまだ十分射程圏内とも言えますが、ただ、最終勝点をこの2倍だと想定すると38になるわけで。

相模原が38に達するには、後半戦で25が必要。つまり、シーズン前にチャレンジングな目標として掲げた「勝点50」のペースを実現しないと届かないわけです。

もちろん残留ラインが38より下がることは当然ありえますが、逆に上がることも当然あるわけですし、いずれにせよ厳しいですね。


だけども、こんな成績が振るわない中でも、相模原を楽しむ、相模原で楽しむ、という気持ちが失われないこと、さらにあちこちでその気持ちが形になってきていること、ってのは、確実に財産になる。

もし降格して、来年J3での戦いになったとしても、それが残っていくなら、J2に上がった甲斐もあったというものです。


もちろん、降格したいなんて思いません。残留できるならその方がいいに決まってます。

今年1年、J2でやっていく意義を、価値を、もっともっと、たくさんつくり、得て、残していく。

チーム、クラブ、私たち、もちろんやることはそれぞれに違うんですけど、そんな後半戦になったらいいなと思いますし、少なくとも私はそんな心持ちで後半戦を務める所存です。

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