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新しい場所、新しい景色(相模原公式記録員見習い戦記・第1節vs京都)

2021年2月28日、SC相模原はJ2デビューを果たしました。

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場所は勝手知ったるホーム・相模原ギオンスタジアム。だけど、今までとは違って、一段上がった初めての晴れ舞台。

超厳戒体制としていろんな制約が課されてままならない中ではありましたが、それでもどこかしら華やいだ、祝祭らしさを感じた方は多かったのではないでしょうか。


さて、スタジアムにお越しになった方、特にバックスタンドに座られた方には、もう1つ、初めて目にしたものがあったのでないかと思います。

メインスタンド中央に新しい部屋ができました。


そこが……正確にはその約半分が、私たち公式記録員チームの新しい仕事場です。


ピッチの見え方は、今までと少しだけ角度が変わってはいますが、非常に見えやすいことには変わりなく。

今までどおりと言えば今までどおり。だけど、確実に、新しい景色。

目にするだけで、とてもうれしい、そして背筋が伸びるような、そんな景色でした。

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私たちが記録した試合の内容については、多くは語りません。

私などでは書けないような文章が、もう既にネット上にいっぱいありますし。

私としては、そこそこやれるんじゃないか、とも思ったし、でも一方で、実は掌で転がされてただけじゃないか?とも思えるし、何とも評価しかねています。

でもまあ、まだ最初だし。去年だって、初戦は悪くはないが良くもない試合でした。

結果は出なかったけど、強者に対してよくファイトした。それが見えたから、ある程度は、良しとしていいのだろうな、と思ってます。

もちろん、42試合ずっと結果が出ないままではいかんのですけどね。


終了の笛が鳴ったとき、特別なこの試合を記録しきった安堵感と、久しぶりの試合で頭も目も使いまくった疲労感と、頑張ったけど及ばなかったというさみしさとで、ちょっと気が抜けたのでした。

だけど、笛と同時に聞こえてきた大きな拍手……それで、さみしさは和らぎました。

結果が満足なわけはないはずですが、それでも、ピッチ上のファイトが伝わったんだな、と。


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2月28日は、初めての舞台に立った日。ここからは、初めての舞台の中を歩んでいく日。

この日見た、新しい舞台、新しい景色、それらを普段のこととして、この2021年シーズンを戦っていかねばなりません。

次の私たちの仕事、すなわち次のホームゲームは、またすぐ、今度の週末にやってきます。

次もしっかり試合を見つめ、そして、自分が設定した、1年かけてクリアしたい課題に向けて、仕事したいと思っています。

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