絶望的な世界を作った群衆達

分かりやすい説明や文章は省かせて語らせて頂きます
これは、僕の思考の整理であり、誰かに届く事を願った、僕が考えた社会の縮図の解説です
極端な話では無いはずです

群衆心理が世界を壊す。
群衆は常に現在の価値を解体・搾取して生きています。

親の持っているお金。
儲けを捻出するという意識もなく、会社が出してくれる給料。
他者の善意。
税金。
老人たちや、子持ち家族などの金持ちの金。
株価や為替という、勝つことで負けた人から結果的に金を巻き上げるシステム

それら、近くに存在し、手をつけやすいものを解体して行くことに切磋琢磨しています。
決して、あたらしい価値を創造しようとはしません

この解体の流れを断つために、人々は権利を設定し、社会を動かせる人を区切りました。
それは、家の生まれや血縁、学歴、投票数、お金の有無で優秀な人間を判断し、線引きされて行きました。

だが、群衆心理とは対を為す存在であらねばならなかった彼らは、昨今はその刹那的な欲望に逆らえないでいることが浮き彫りになりました。

むしろ、それをコントロールする立場になる事で、価値の解体を独占し、得られる利益を最優先としています。

そして、社会はその流れを断ち切るようには出来ていません。

我々は貧しくなり行く世界に居ます。
どこまで堕ちるのかは分かりませんが、今ある価値を解体させ、世界が貧相になるようなルールを肯定し続けています

いや、肯定せざるを得ない、というべきでしょうか
それは、僕らが産まれるよりはるか前からあった、資本主義なのですから

前もっていっておきますと、筆者は資本主義を完全否定しません
これは、ある一面では正しく、ある一面では間違っているルールであり
時と共にその間違っているルールが浮き彫りになっているのだと考えます

ようは、豊かになるほど、資本主義は人間社会に仇を成す
ということです

資本を持つものが権利を持ち、世代や情で繋ぎ、蓄え、その力を保持しようとします
ひとたび資本を失えば、意思決定権や自由を剥奪され、這い上がれない。
これが現在の状態です

対して昔は、そのような絶大な資本や豊かさはありませんでした

資本を持つことより、学歴や能力を意識することはあったし、投票数というものを評価していたように感じます
多くの人が成り上がれるビジョンを信じ、実際成り上がった人も居たと聞き及びます

ですが今は、宗教と政治が関わってしまっていること、政治に稼ぎ効率が優先されていること、その権威を守ろうとしていること
意見を言えるのが大きな資本を持つものに限られて行ってしまっていると考えます

これは程度の話であり、全て無くなってしまったわけではありません。
今でも成り上がりや、能力を評価される事もあるでしょう

ですが、そうなりにくくなった
というのが、この話の中核なのです

物事に白黒はまず有り得ません
白寄りのグレーが、黒寄りのグレーになったと言っているのです

その黒くなった分、その絶望感は、人に不義理な行為を強要していきます
犯罪、悪意、不真面目、無関心

多くの働き蟻が、皆少しづつやる気を失うだけで、社会と世界にとって、どれだけの損失になるでしょう
それでも世界が豊かさを保っているのは、自滅的な善意と、過去の栄光による資本によるもの

それらはいつか尽きます
その時、僕らはまた、善意が評価される大切さと、今この瞬間より、さらに良いものを創るという精神を思い出す機会は得られるのでしょうか?

僕は祈っています
願わくば、今すぐにでも群衆がそれに気づく事
もし、気づけないのならば
気づくまで早く傷ついて今現状が苦しい事に気づいて欲しいと
僕が死ぬ前に、前向きな社会が見られるように、祈っています

そもそも、どうして世界がそうなってしまったのか?
ここが分からないと、また同じような変遷を辿ることになります

では、どうするのか

まず、余剰分のコストを、寄り良い未来に注ぎ込まねばなりません
それは、税金という形で現れます

寄り良い未来を作るのは子供です
なので、社会が豊かになるにつれ、学業の負担を軽くなるように尽くすべきと考えます

その点、日本は学業において、秀でた部分を持っていたとは思いますが
今の日本の学業は、金持ちにしか意味が無いものになっています

大学に行くのはあたりまえ、
いい大学に行き、金がなければ風俗やバイトの掛け持ち、そこまでしなければ、学業によるアドバンテージはほぼ無い

そうならぬよう、所得による学歴の差が一定以上大きくなった時、学業の負担を軽減すべきです

とくに所得税が多くかかる金持ちには痛手ですが、痛手をしなければ、資本で使う・雇う人間の意欲と労力の低下、犯罪の横行、果てには貨幣の暴落や暴徒化に繋がりますので

その負担が意義のあるものだと、知るべきです

ただそれだけで変わると思います
子供たちのスタートラインを、一定以上差を広げさせない
学習意欲と、将来への希望の担保になります

ルールを創る権威を持った人間と、金を多く持った権威ある人間
彼らがこの不利益を邪なものと捉えたから、今世界は貧しくなっていってるのだと、青鬼(僕)は考えます

だが、資本主義の正義とルールを担うのは彼らです
なので、彼らが何故傷つかねばならぬのか、そうしなければ彼らが傷付くことを教えねばなりません

なのに、多くの人は彼らを持ち上げ、迎合し、恩恵にあやかり、労力を払い…

彼らの力と養分になる事で得られるリターンを得るのに必死なのです

でも、僕は平和的に伝えたい、平和にやるには…
彼らのためにならない行動を実行し、社会の負け組になることを受け入れ
こんなにどうしようも無い悪足掻きの文章を書くくらいの事しか出来ない

きっと、彼らが傷つき反省せざるを得ないような、みんなが苦しむような事が無ければ、この流れは変わりませんが…

これを読んでくれた方は、自分でさらに発展させて、話したり、伝え方を変え、多くの人にあなたのやり方で伝えて欲しいです

反対意見でも構いません
僕は僕が正しいのかは半信半疑です
でも、ここまで読んだ方なら、現状に疑問をお持ちなのだと信じます

その思いを信じ、さらに発展した考えを行動に移して欲しい
意味が無いかも知れなくても…あなたの悪あがきを期待します

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