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ハワイ島留学の記憶。

今日も眠ろうと電気を消して、たまたま見つけたプレイリストをつけた。
眠りにつこうとしていると、2曲目にある曲が流れてきた。

その曲が思い出させたのはハワイのある島で生活をしていた去年の今頃。

ちょうど学期が終わり、夏の間に滞在できる寮に移った5月でした。

その寮のリビングには大きな窓があって、
寝る部屋にも月が見える大きな窓があって、
隣には私が『眠り姫』と勝手に呼んでいた
本が大好きで気づけばいつも寝ているルームメイトがいて。

朝はその大きな窓から外を見て日差しや風を感じて、夜はルームメイトのオレンジ色のランプライトと月の光で静かなヒロの夜の音を聞く生活でした。

眠る前に授業のReading。

ルームメイトだった眠り姫ちゃんとは仲がすごく良いわけではなかったけど、同じ部屋で隣同士の生活で、それなりに生活リズムがあっていたのだと思う。

夜になるとお互い本を読んだり、携帯を見たりして、そろそろ電気消すね~と同じタイミングで眠りにつく。

あの時の生活は毎日毎日を大切に過ごしていて、それはこうやって懐かしく思う日が来ることを本当はわかっていたのかもしてない。

キッチンの窓から見えた夕暮れの空。

この曲を聴いていたらあの時の生活がぐわ~っと蘇ってきた。
曲とそこに結び付いた記憶ってすごい影響力を持っているんだな。

現実だった日々がこんなにも簡単に過去の出来事になってしまうのだなと、少し悲しくなりながらも温かい気持ちになったそんな今日の夜。

きっとあの部屋にはまだ誰か住んでいて、一緒に部屋を使った眠り姫ちゃんは学生をしていて、変わらって山寝て沢山の本を読んでいるのだろうな。


ふと気づくといつもはしっかりと閉めている窓が今日は開いていて、そこから月の光と涼しい風が入ってきていた。

真っ暗だったはずの部屋が月光に照らされていた。

きっと自分は朝は太陽の光、夜は月の光を浴びるの生活が良いのだろう。

あの時のような暮らしを全く違う場所でも
できるように、せめて朝と夜は穏やかにいられるように。

今日も月の光を浴びて、あの曲聞いて眠りにつこうと思う。

Reality by Yayyoung


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