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【新R25】「休み下手な人が休みたくなる一言は?」このテーマが炎上した理由

こんにちは。
新しいガンダムTVシリーズがはじまり、テンション上がり気味なシンディですw
機動戦士ガンダム 水星の魔女』観てね!!!
(今月44歳を迎える永遠のこどもシンディです)
(人はいつ大人になるのでしょう?)
(たぶんならないと思います。。汗)

さて、今日は少し変わったテーマ設定をしました。
「休み下手な人が休みたくなる一言は?このテーマが炎上した理由は?」
というものです。(巻き込んでしまった朝会仲間の皆さまごめんなさい💦)

今日はまず前提をお話しする必要がありそうです。
さっさと本題を読みたい方はサクッと読み飛ばしてください。

テーマ設定の背景

まず、みなさん「新R25」というメディアはご存知でしょうか?

新R25というのは、サイバーエージェントの子会社が運営するWebメディアです。若手ビジネスパーソンに向けて、仕事、キャリア、お金、ライフスタイルなどの情報や考え方を、SNS、YouTube、専用アプリなどから発信しています。

その中で、「新R25ワイドショー」というコーナーがあり、毎日あるテーマが投げかけられ、多くのビジネスパーソンがそのテーマの回答を投稿する、というもの。僕も投稿者のうちの一人です。思考の筋トレに丁度いいのほぼ毎日参加しています。

今回、「休み下手な人が休みたくなる一言を教えて下さい」というテーマでした。僕はいつものように投稿したのですが、これがTwitterを通して公式アカウントから発信されるやいなや、僕のツイートにいつも以上のエンゲージメントがありました。もちろん僕だけではなく、同じように投稿した方のツイートにも物凄い反応が集まっていましたね。

僕の弱小アカウントでは、普段はせいぜい数百インプレッションがいいとこなのですが、このツイートに関しては最終的に10万インプを超えました。(びっくり!)

「炎上した」と書きましたが、ネガティブな意見ばかりではなく、共感の声も多くありました。”いいね”やリツイートを”好感”と解釈すれば、「注目度が高かった」というのが正確な表現かもしれません。

とはいえ、
知らないアカウントからの通知が連発するのに慣れていないので、まぁまぁビビってました…。街歩いてて知らない人から声掛けられまくる感じですかね⁉︎SNSだと相手の顔が見えないから余計にです。リツイートなんて「え!?それどっち?」と不安になってました(^^;

エッジの効いた投稿した方には結構批判のコメントもついていて、「こわ〜……😰」と思いました。

というのが、このテーマの背景です。

そこで、
なぜこれほどまで多くの人が、「休み下手な人が休みたくなる一言」というテーマに反応したのか?というのを深掘っていきたいと思います。

ということで、かなり前置き長くなりましたが、
本題いってみましょう!

「休み下手な人」って?

このテーマを初見で思ったことは、
「休み下手な人」ってどんな人??
です。

いきなり結論になってしまうのですが、
ここまで注目が集まった要因は「休み下手」という表現にあると思います。
「休み下手」という表現には以下の問題点があると思います。

  • 表現が抽象的すぎる

  • 表現自体にバイアスがかかっている

順に説明していきます。

表現が抽象的すぎる

「休み下手な人」という表現でイメージした人物像には大きく分けて二つあるかなと思います。「休まない人」と「休めない人」です。

「休まない人」というのは自ら意志で”働く”選択をしている人で、主体的、能動的に働いている人。自分自身の使命感や責任感から働いている人です。運営が想定したのはこちらかな?

一方で、「休めない人」というのは、自らの意志で”働く”選択をしていない人(できない人)。平たく言えば嫌々働いている、上司や会社の指示で仕方なく働いている人です。もしくは、本心では休みたいけど、休むと後で自分が苦労するから働く人、他人に迷惑をかけるから働いている人…。

二つに分けましたが、その中でも本当に様々。本心の「休みたい」「働きたい」の感情は10:0ではなく、グラデーションがあります。当然主張も異なってくるし、かける言葉も異なってくるわけです。

そして、世の中の多く社会人は圧倒的に後者が多い。
「休めない」と思ってストレス抱えて働いている人が多いのかなぁ、と感じました。くれぐれも申し上げておきますが、どちらが”良い”とか”悪い”という話ではないです。事実として、今回の件から推察されることです。

僕個人の意見としては、
「休めない人」に対して必要なのは言葉ではなく、具体的なアクションだと思います。キャパオーバーして自己犠牲にしている人に対しては、自分が助けに入るか、人を充てがうか、裁量ある人に相談するか、です。

言葉をかけるとしても、”励まし”か”感謝”の言葉であって、休みたくなる一言なんて、ただの嫌味のように聞こえてしまうのではないでしょうか。

そして、
「休まない人」に対しては、「休みたくなる一言」は必要ないと思っています。そもそも「なぜ休ませたいのか?」にもよりますし、いずれにしても一概に決められません。ヘタな一言は余計な一言になりかねません。

このように、「休み下手」といっても様々な立場や思いがあるので、立場が違うもの同士の意見が分かれるのは当然ですよね。

表現自体のバイアス

僕が問題視したいのはこちらの方。
「休み下手」という表現の根底には「働くことは苦しいこと」「休むのが常識」という価値観があるように思います。その人の主観で、休めない人/休まない人全部引っくるめて「下手」というレッテル貼りは相当失礼な話だなぁ、と思います。

価値観の押し付けは、人間関係を悪くする最たる要因です。自分の価値観から外れる人を下手に見て優劣を表現する言葉のチョイスはいただけません。相手が気分を害してしまっても仕方ないと思います。

なので、僕はこのテーマの「休みたくなる一言」を考える前に、テーマの根底にある「休み下手」という価値観に大きな疑問を抱いてしまいました。

仕事のフェーズによっては、”踏ん張りどき””頑張りどき”というのがあります。そもそも楽しいから働いている人もいます。(少数だとは思いますが。。)その人がその仕事に挑戦しているとき、成長を楽しもうとしている時に、それを知らない他人から「下手」という評価をするのはザワつく要因だと思います。

さいごに

では最後まとめます。
「休み下手な人が休みたくなる一言は?このテーマが炎上した理由は?」

・「休み下手な人」の抽象度が高すぎる
・表現自体にバイアスがかかっている

この2点だと思います。
「休み下手な人」の受け取り方、解釈に個人差が大きいこと。「下手」という表現に対する反感。総じて、多くの人が「休めない人」で、ストレスを抱えて働いている人が世の中本当に多いんだなぁ、という印象を受けました。

人の幸福度は自己決定権の有無で決まると思います。自分でその状態を選んでいる感覚をどれだけ持てるか。もちろん自由と責任はセットですが、「働き方」ももっと自由に選べた方がいいように思います。

ま、覚悟さえ持てればすでに自由なんですけどね。
それができないのはその人の勇気の問題もあると思いますが、それだけで片付けられないこの国の同調圧力、個人より組織に重きを置く”空気感”もあると思います。

時代は徐々に良くなる方へ流れている気はしますが、早く多くの人がもっと幸せに働ける世の中になるといいなぁ、というのが僕の感じたことです。

今日は背景から詳しく書いたのでいつもに増して長くなってしまいました。
ここまでお読みいただき本当にありがとうございました!

何かあなたのお役に立てれば幸いです。
じゃ、またねw

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