ACL・グループステージ2節・横浜F・マリノス 対 全北現代モータース(2022.4.19ホーチミン)備忘録
個人的な印象批評です。「そうじゃないよ」というところがあったら、ご指摘下さい。意見・印象・感想の違いもそうですし、事実誤認がある場合はご指摘いただいた方が勉強になります。
1時間前にシドニー対HAGLが終わって、本日の2試合目。気楽なTV観戦の身でも、疲れますね。
HAGLのゲームでは、もちろん観客がたくさん入ってました。HAGLはVリーグで1、2を争う人気クラブで、CMにもよく出るベトナム代表のスター選手が何人もいますからね。
当たり前ですけど、ベトナムでは「外国のクラブどうしのゲーム」は関心がそれほど高くなく、バックスタンドの観客は激減していました。バックスタンドには照明もあまり届かず、薄暗く寂しい感じ。
それでも、グループHでは「ビッグマッチ」とされていて、ベトナム国営放送VTV6でも「21:00からは日本と韓国のクラブの対戦を生放送します」と告知されていました。そんなに視聴率が高いとは思えないですけどね。ティーラトンがF・マリノスに残っていたら、少しはベトナム人の関心も上がったかもしれません。残念ながら悪い意味で(ブンちゃん、ベトナムではサッカー界で1、2を争う嫌われっぷりですから)。
トンニャット・スタジアムでの2試合目は、21:00キックオフ。暑さが和らぐ時間帯とはいえ、ゲームが終わるのが23:00ごろという、なかなかの体験。スタジアムに行かれたサポーターの皆さま、お疲れさまです。
暑さもハードシップだけど、遅い時間のキックオフというのもハードシップ。でも、そういうハードシップがあってこそ、フットボールだと思っています。他国でのテレビ放映の時間帯の都合でアスリートに苦難を強いるようなことには反対しますけれども。
5分、全北現代のバックパスを、GK①イ・ボムスがクリアミス(というか、クリアすればいいものをつなごうとしてパスミス)。GKにもF・マリノス⑪アンデルソン・ロペスがプレスをかけてパスミスを誘ったということで、はい1点もらいました的な展開。⑦エウベルが左サイドボックスの角あたりからシュートするも枠を外れる。角度が少々きつかったかもしれない。
12分、Shoot on target F・マリノス 5 : 1 全北現代
15分、ポゼッション比 F・マリノス 64 : 36 全北現代
全北現代は相手にボールを持たせてカウンターというスタイルらしい。
22分、全北現代、右サイドから決定的なグラウンダーのクロス。ゴール前で⑩イルチェンコが空振り。
28分、全北現代、左サイドでボールを受けた㉓金珍洙がドリブルでボックス内への進入を図る。F・マリノス㉗松原健が長い距離を戻る。2人の走行軌道、スピードから嫌な予感。
案の定、金珍洙は切り返し、走り込んだ松原に「引っ掛けられて」倒れてPKの判定。当たってましたかね…。VARがないので、後でVAO(ビデオ・アシスタント・俺)が検証することにします。
問題の場面は、3分28秒くらいからです。皆さんどうぞVAOやって下さい。
PKは⑩イルチェンコが決めて0-1。全北現代が守ってカウンターを狙うスタイルなら、リードを許すのはF・マリノスにとってはよろしくない展開。下手すると、ポゼッション70%近くとっても0-2とか0-3になりかねないと危惧。
32分、F・マリノス右サイド、㉗松原と㉓金珍洙のマッチアップが激しさを増す。PKの原因にもなった2人だが、今回は金珍洙のファールとの判定。立ち上がってプレーに戻るとき、松原からローファイブを求めて金珍洙がタッチして答えるというスポーツマンシップシーンあり。
39分、F・マリノスの右CK。ゴール前の位置取りをめぐる争いにレフェリーが注意。アシスタントレフェリーは、キッカーがボールをプレイスするポイントについて厳しくチェック。
F・マリノス攻め続けるも、全北現代が全員守備を見せる。
前半アディショナルタイムは2分。
後半立ち上がり、全北現代の攻撃が続く。ただ守ってカウンターというのではなくて、攻め時にはしっかり統率のとれた攻撃をする感じ。スタイルが確立しているのだろう。さすがKリーグ5連覇。
57分、全北現代、3人の選手を同時に交代。
60分、F・マリノス、同様に3人の選手を交代。
中2日での連戦となる今回のグループステージでは、出場時間を60分間、30分間と分けて選手の疲労をマネジメントするのがオーソドックスになるのだろう。
64分、ポゼッション比 F・マリノス 68 : 32 全北現代
68分、F・マリノスのGK①高丘が再三、ミドルサードまで出てきていることをベトナムのアナウンサーも指摘。全体的に主なプレーエリアがF・マリノスのアタッキングサードになっている。73分には、高丘がミドルサード右サイドでスローインをする場面もあった。
74分、中盤でボールを奪った全北現代がタテパス1本で数的同数を作って、⑩イルチェンコがフリーでシュート。枠を外れる。前半の空振りを含め、イルチェンコはこのゲーム全体で、ハットトリック未遂と言える決定機。
81分、F・マリノスのCK。全北現代㉙リュ・ジェムンが負傷して外に出て、そのまま選手交代した模様。
レフェリーが遅延行為についてはかなり注意喚起をしていて、全北現代も変な時間稼ぎはしていない。アディショナルタイム4分をフルに使える感じ。
結局、ゲームを支配しているように見えたF・マリノスだったが、全北現代のスタイルにはまったいうべきか、0-1で終了。
ベトナムのテレビでは、濃い青のF・マリノスと濃い緑の全北現代の選手が、特に遠いサイドでは色目での区別がつきにくかった。映りの良いテレビが欲しい...。
あと、ベトナムのアナウンサーがずっと、「ヒデモト」とか「ミネモト」と聞こえる単語を連呼していたので、「それ、邦本(全北現代⑰)のこと?」と思っていたが、クラブ名のJeonbuk Hyundai Motorsの「ヒュンダイモータース」部分が「ヒュンデモートー→ヒデモト」と聞こえていただけだった。
本日は以上。