突然の胸痛！あなたはどう行動する？

2020年8月28日 20:01

検査中の患者さんが胸痛を訴えました。
あなたはどう行動しますか？

すぐに看護師さんやドクターが来れる状況だったり、お薬や除細動器が傍にあると”安心感”がありますよね？
そう考えると、救急外来や病棟での検査って心強いですよね。

しかし、その他の場所で緊急の事態が起こったらどうでしょうか？
もちろん看護師さんやドクターがいない検査室内で起こる可能性だって、“0”ではありません。

”最悪を想定し、最善の結果を残す”

どこで何が起こったとしても、最善の結果を残さなければならない。
医療の現場で働く以上、とっさの時に頭が真っ白になってしまうのは致命的です。
そうならないためには？
ここで大切なのは、日々のシュミレーションです。

どこに（誰に）応援を頼むのか？
除細動器や救急カートはどこに取りに行くのか？
応援到着までに何をしておく必要があるのか？
ドクターや看護師に何を伝えればいいのか？
などなど
とにかく細かくシュミレーションをします。

とある日の生理検査室。
私は受付業務をしていました。
同じ部屋でエコーをしていた技師から、
「患者さんが、”胸が痛い”って言ってます💦」
と声をかけられました。

「病棟からニトロ持ってきてもらおう！あと、12誘導とろう！
ST下がってる！！！先生にTELするね！バイタル測ろう！」

幸いに、ドクターがすぐに来られ、ニトロを持って看護師さんが駆け付けてくれました。
お陰様で患者さんはお薬で症状がすぐに消失し、事なきを得ました。

常にシュミレーションをしていたからこそ、とっさに行動することができました。

あなたにできること、たくさんあります！！

可能性は”０”ではない。
できることをたくさん想像し、やってみる。
振り返りをする、そして修正する。

あなたは常に最悪の事態を想定し、シュミレーションしていますか？

この記事を読んだあなたが、最高の結果を残せるように★

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まえた　さちこ　プロフィール

臨床検査技師、2児のママ。心電図検定1級。

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