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シンプル is not always Easy

シンプル is Best。
しかし、シンプル is not always Easy、です。

シンプルであるということは簡単であるということを意味しません。むしろシンプルであることは難しいことの方が多いです。

例えば、健康のために毎日リンゴを一個食べる。やることは超シンプルです。しかし、これを一年以上継続するのは至難の技です。

例えば、ダイエット。摂取カロリーを消費カロリー以下に抑えれば良い。これまた超シンプルです。しかし、この実践が恐ろしく難しいことはご存知の通り。

例えば、貯金。支出を収入以下に抑えれば良い。超シンプルです。しかし、、、後は言う必要はありませんね。

さて、Podcast「それは杞憂です」で「ログ重要」と並んで私と福田君がちょくちょく強調することが「特殊解より一般解(=特殊解はいらない)」です。

特殊解とは限られた人だけに適用可能な裏技といったもので、具体例としては書店にあまた並ぶダイエット本やお金持ちなろう本(?)を眺めていただければすぐにご理解頂けます。

そして、先にあげたシンプルな行動や習慣は一般解に属するものです。つまり、誰でもできるし、やれば効果が出ることはわかりきっている。問題はやるかやらないかだけ。

中学生の頃、私は超お勉強ができたのですが、そのコツは身も蓋もない「たくさん勉強する」でした。問題集の簡単な問題を繰り返し解くなどのコツももちろんありましたが、勉強しないですむ方法などありませんでした。友人達はしょっちゅう私に成績を伸ばすコツを聞いてきましたが、私のシンプルな回答は彼らを常にがっかりさせてきました。彼らは勉強しなくても成績があがる魔法のような裏技、特殊解を知りたかったのです。

そんなものはありませんし、あったとしてもごく一部の天才にだけ可能な方法です。

私も含め、凡人の自覚がある人は一般解を粛々と実践するしかありません。しかし、一般解の実践、これがまた難しいのはご案内の通り。それでも、特殊解は使えない以上、現状を変えたいなら一般解をとるしかない

世の中には、一般解をとりたくない人の心理を突くサービス、売り文句が咲きみだれています。特殊解に溢れています。でも、それは先述の通り、まず失敗します。騙されないでください。

私は何かを評価する時に「これは一般解か?」を問うようにしています。勉強をしないで成績をあげようとする愚をおかしたくないから。

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