見出し画像

正確な見積もりは規則正しい生活から生まれる

勤務時間の変動が大きいと正確な見積もりができなくなるという話をします。

見積もりは時間という枠にどれだけのタスクを入れられるか?で算出されます(厳密には分子分母を逆にしたタスクをどれだけの時間で実施できるか?ですが)、1週間の勤務時間が40時間あるとしてここにどれだけのタスクが入れられるか?は数週間実績をとってみればわかるでしょう。

しかし、ここで勤務時間が頻繁に変動する場合、40時間の週や人もいれば、60時間の週や人もいれば、80時間の週や人もいるという状況になります。この場合、1週間でどれだけのタスクを消化できるかを予測することはかなり難しくなります。

勤務時間の変動が大きい状態で見積もりを行うということは、大きさが変異する部屋に家具をどれだけ入れられるか?という難問に答えることと同じなのです。大きさが変わるのですから、どれだけの家具が入れられるかは不明です

勤務時間をなるべく固定することは正確な見積もりを出す為の大前提なのです。超勤が常態化している人や組織の見積もりが不正確になるのはこう考えると当たり前なのです。

つまり、見積もりを正確にするためには規則正しい生活が必要ということです。

加えて言えることは、勤務時間が安定していない人や組織は日単位で見積もりを出してはいけないということです。日の長さが変動するのですから。時単位で見積もるのが次善の策ということになります。

※ 勤務時間が安定している人や組織はほぼ間違いなく時単位や分単位で見積もり、スケジューリングしていると思われます。恣意的に長さが変動し得る日単位では正確な計画やログにならないことは自明だからです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?