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韓国の現代版シティポップ

新宿のユニオンでほぼジャケ買いしたこのレコード。韓国のHIP HOPクルーの8BALL TOWNのプロデューサー・BRONZEのニューアルバムで、ジャケットのデザインは永井博。針を置いてみると日本のシティポップに影響を受けたことがすぐ分かるトラックで一曲目なんかはもうほとんど山下達郎のオマージュかなと思った。

Spotifyをやっていない人のためにYouTubeのリンクも貼っときます。

このイントロを聞いたらほとんどの人が山下達郎の甘く危険なかおりを思い出すんじゃないでしょうか。

イントロの雰囲気なんかはまんまですね。しかしこれで驚くなかれ。実はこの曲にも元ネタがあります。それがカーティスメイフィールドのTrippin Outという曲です。

カーティスメイフィールドもきっと何かに大きく影響を受けた人生だとは思いますが、このサウンドも日本の山下達郎に受け継がれ、そして現代では韓国のBRONZEに受け継がれる。みんなで共有しながら歴史を受け継いでいくこの音楽シーンをサンプリングと見なすか、パクリと見なすか。しかしシティポップも韓国語になった瞬間に現代っぽさが増しますね。ニンジャチューンからリリースするディープハウスのプロデューサー、Peggy Gouもトラックはなんとなく90年代っぽいんだけど、歌詞が韓国語になった瞬間に今っぽくなる。あまり聞いたことない言語だから新鮮なんでしょうね。全曲捨て曲なし。このレコードも買って良かった。


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