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マーケティングメッセージ作りの基本のキ

マーケティングでちょっとした文章を書く際に、みなさんどのようなことに気を付けているでしょうか?

読み手の興味をひく、読み手が納得する文章にするという点は誰もが気を付けている点だと思いますが、他にも色々と注意する点があります。今回は特に守るべき2つの点を簡単に紹介したいと思います。

自分事に思ってもらう

まずは何より、自分に関連することが書かれていると思ってもらわなければいけません。自分に関係のない文章に対して、人はあまりのめり込みません。そのため、マーケティングの文章の大前提は自分に関係があると思ってもらうことです。

自分に関係があると思ってもらうためには、大きく2つのポイントがあります。まず「あなた」という言葉を使うことです。「仕事を効率化するツール」と「あなたの仕事を効率化するツール」では圧倒的に後者の方が自分事に思ってもらえる文章になります。もう一つは、読者の課題を最初に示すことです。つまり、「この文章はあなたの課題への解決策について書いています」という認識を持ってもらうためです。ちなみに。その課題を持っていない読者がいる可能性があるかもしれません。その場合、その読者はターゲット顧客ではないので、読んでもらえなくても問題はありません。

嘘は書かないけど、本当のことも書かない

こういう風に書くと、インチキ臭い文章になるんじゃないかと思われるかもしれません。実はそんなことはありません。本当のことも書かないというと、ちょっと怪しげですが、正確さにこだわりすぎないと言ったところが適切な表現かもしれません。

嘘を書いてはいけないのは当然ですが、正確さにこだわった文章は逆に説得力を失います。例えば、「このECサイトを使えば、お客様を増やすことができます(ただし、取扱商品によります)。」と書かれていたらどうでしょう?ちょっと極端な例ですが、書いてあることは間違っていません。でも、こんなECサイトは使いたくないですよね。

ちなみに、嘘を書かないと言いましたが、意識せず嘘を書いているケースもよく見かけます。文章に「最高の」とか「絶対に」と言った表現を使っている場合、注意が必要です。本当に最高なのか、本当に絶対なのか、裏が取れない限りこの表現は使ってはいけません。意図せず嘘を書くことで信頼を落とさないように気を付けましょう。

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