lovechan_1stlive オリ曲転結

オリ曲振り返りの折り返し、後半です。
例に漏れずガッツリとネタバレ含んでるので気をつけてください。


○海中電灯
海中を漂い、水面に見える光に気づき手を伸ばす。
静けさの中に確かな力強さを感じる1曲だと思います。
らぶちゃの歌声とメロディが、本当に海中に居ると錯覚させてくれます。

この歌は制作者様とらぶちゃとの対談が、loveちゃんねるにて公開されております。
制作秘話もあるので、興味のある方はそちらもどうぞ。


闇に触れ、呑みこまれ、少女は沈んでいく。
深く、深く。
振り返りながら海中を漂い続けていると、明かりが目にともっていることに、ふと気付いた。
1つ、また1つと明かりは灯り数を増していく。
大小さまざまで色とりどりのソレが何かを知った少女は、決心し手を伸ばした。

前までの曲を受けてのこの歌はまさに『転』の役割を担っていましたね。
内側の奥の方にある【哀】を爆発させ失意に飲まれた少女が見た、更にその先に灯る輝きは、きっと彼女の支えとなれたのでしょう。
海中から水面へと浮上し、飛び出し、歩き出すことを決めました。
空高く飛び上がるような演出は印象的でしたね。
僕はここでも泣きました、当日もアーカイブでも。


○love♡chance -らぶのおんがえし-
受け取った愛をお返しして、そのお返しを貰ってまた返して。
らぶのラリーが可愛らしく、弾けるような元気を貰える楽曲ですね。
合いの手がある曲なので、リアル会場で声出しできるようになったら本気で取り組みたいと思います。


浮上した先は、川から流れ出た海の果ての島。
空は青く澄み渡り、今の心象を映す鏡のように晴れ晴れとしていた。
「いつか私と同じ人が来るかもしれないから」
先の事は誰にもわからない。
だけど、もしそうなったときは優しく包み込んで、居場所になってあげよう。寄り添ってあげよう。
それが少女の見出した『意味』だった。

失意で見えなくなっていた、自分を支えていてくれる人の形。
それに気づいたことで自分らしさを取り戻します。
嫌なことも辛いことも沢山あるけれど、半歩ずつで良いから。ゆっくり歩いて行こう、と。
本当に声出しできないのが残念でならない時間でした。
いやまあ、これまでもずっとそうだったんですけれども。
高く手を振り上げながら声高らかに叫びたいですね。
らぶちゃん!!!

○embrace
抱擁する、のような意味を持つこのタイトルは察しがつく事でしょう。
オリ曲として1番目に出た、とても大切な歌になります。
聞く前にまず歌詞に目を通しておくことを僕はオススメしますね。
これからも読むたび聞くたびに泣くオジサンが、少なくとも1人はこの世界のどこかに存在します。


ここまで来て触れるか悩んだものですが、曲名と歌詞と、これまでの流れを結びつければ自然と見えてくるのかなと思います。
ここはこのまま幕引きとしたほうが良いのかもしれませんね。
さんざんネタバレしてきましたが、結末まで語るのは無粋でしょう。

もう少し早くに更新する予定が遅れてしまいました。
今後いつの日か、らぶちゃの1stワンマンライブを見る機会ができたならその時は、たくさんの方々に見届けていただけたらと思います。

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