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はち、かたつむり

※虫を見るのが苦手な方はご注意ください!



ハキリバチ

園芸作業中に、めずらしいお客様?!と出会いました。 

インターネットのお友達が「ハキリバチではないか?」と教えてくれました。素敵~~!

ハキリバチ🐝は、花や葉のやわらかい部分を切って持ち帰り、巣材とするそうです。

花びらのお布団にして、そこで子どもを育てる……!✨ そう考えると、なんだか憎めません。


ハキリバチに丸く切り取られたアジサイの花


切り取られた花の形もキレイ!


害虫の一種として扱われているようですが(まぁ大事に育てたバラとかボロボロにされたらショックかも…)、

自分はこの花をもう十分堪能しましたので、今年はハチにあげちゃってもいいか!と思い、このまま様子を見守ることにしました。


動画をよく見てみると、花弁を切り取ると同時に、くるくると丸めて、上手に抱えているのが分かります。

せっせと働く姿が、なんとも言えず可愛らしい……! 

何度も何度も往復し、あっという間にアジサイの花を切り跡だらけにしてしまいました。笑


ハチ🐝が飛び去ったあとを追いかけてもみたのですが(暇人だね)、
決まったルートで、庭木の影や暗いところを通っていき……、必ず同じところで見失います😨  近くに巣があると思うんだけどなぁ?


ハチは、こちらが危害を加えない限りは、襲ってこないものがほとんどですね。

むしろ、花の受粉をたすけて実りを多くしてくれたり、他にはない働きをしてくれる昆虫なので、ハチがいないと困る農家さんがたくさんいます。

園芸家が花を育てることで、日本固有種のハチを救うことができる、というニュースも以前に見聞きしました。
なるべく共存したいものです……!🐝☘️







カタツムリ


わらべうたでも、よく扱いますよね!
「♪メンメンタマグラ」「♪でんでんむし」「♪まいまい つのだせ…」

先日、遊んでみて、大人たちの〝カタツムリの仕草〟が適当すぎないか?! と思って、ちょっと気になりました。笑

あんまりカタツムリを観察したことないのかな……?? まぁ、苦手な人は仕方ないけどね。

昨今では寄生虫問題などもあって、なかなか生体飼育が難しいという事情もよく分かります。


久しぶりに殻を背負ったカタツムリに出会えたので、こちらもシェアします。


こちらは知人宅。(農業体験のようなことをさせていただいております。いつもお世話になっております!)

小雨が降ったあとに畑に出たら、きれいな色のカタツムリに会えました。

この植物は花後のパクチーです。
うーん、何を目当てに来ているんだろう。枯れた葉を食べるのかな?🤔


うちの庭に出没するナメクジは、主に花を食べています。

ナメクジが、花のなかに頭を突っ込んでいるところを見かけます。笑 
しかも、なぜか黄色の花ばかり食べる。おもしろい。

(ちなみに、ナメクジは記憶力があるので、辛い唐辛子スプレーだけで追い払えるのも面白いところです。「まずい! もうこんなところ来るか!」って覚えるみたい。嘘みたいな本当の話。)





殻の巻きかたも、実に見事ですね! 内側ほど密で、色も濃い。
中心は少し緑がかっていますね。美しい。体のほうは透きとおっていて、どこか繊細で、見ていて飽きません。


他の虫たちも忙しそうに動き回っており、時々ぶつかったりもしていますが、逃げるわけでなく悠々としています。

お互いに、自分を害する生き物かそうでないかが、どうしてすぐに分かるのでしょう?



ツノ(大触覚)の先にある目玉の動きは、とても複雑です。

右目と左目がべつべつに動くのはどういう気持ちだろう……。🤔

伸縮も自由自在で、なんて器用な生き物なんだろうと感じ入りました。


足の遅さから、なんとなく〝鈍重〟なイメージをもたれているカタツムリですが、あらためてその足運び(腹運び?)を見ていると、運動能力が高いことが分かります。

枝から枝へ、ちょっとの距離なら、体を伸ばして軽々と飛び越えてしまう。彼らがタコの仲間の軟体動物だということにも、なんだか納得感をもてました。


こんなに器用な生き物なのに、なぜ人は、カタツムリ🐌に己の不器用さを重ねてしまうのだろう……。


些細なことから、これまでの固定観念を疑うところまで考えこんでしまった。笑

そんなこんなで、六月を堪能させてもらった出来事でした。


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