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哲学対話『偉いってどういうこと?』の回がとても良かった

こんにちは! 暑い毎日が続きますね。
暑さもしんどいですが、暑さのせいにして色んなことが疎かになりがちな自分の生活態度に、もう〜ヒヤヒヤしちゃう🙄💦
そんな、よう子です。(どんなあいさつ?笑)

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。




【永井玲衣さんの哲学対話】

今日の記事では、面白かったポッドキャスト番組をシェアします!

荻上チキ TBSラジオ『session』番組内での恒例企画のひとつ、永井玲衣さんの哲学対話!!です。


荻上チキ・Session~発信型ニュース〜 番組恒例企画
#永井玲衣さん 当たり前を問い直して対話する「#哲学対話」

これまでに扱ってきたテーマ
・真面目ってどういうこと?
・友達ってどういうこと?
・わがままって何だろう?
・役に立つって何?

毎回、とても興味深い内容です!




『大事なのは答えをだすことではない』
『問いを深めて、問いで終わる』


【哲学対話】には、いくつかのルールが明言化されています。

何を言い合ってもいいが、お互いに否定的な態度はとらない。
・知識(受け売りの言葉)ではなく、自分の言葉で話す。


お約束ごとを最初に確認したら、あとは〇時までと時間を決めて、対話をスタートさせます。



私はこの哲学対話を知って、ベストセラー『嫌われる勇気』のことを思い出しました。
この本も、アドラー心理学の基礎を、「哲学対話」のような会話形式の物語として、面白いまとめられ方になっている一冊でした。




5/14のアーカイブをこちらから聞けます!



TBSラジオ『荻上チキ・Session』2024年5月14日(火)「FrontLine Session」、「Session Post Script」


対話・議論・話し合い……



それぞれの言葉にどんなイメージをもっていますか? 
これらって、意味は違うのに、なんとなくのニュアンスで混同されがちですよね。

『チャットGPTがしていることは対話なのか?』
この問いかけは最高でした。

日常の問い直しができることって素敵です。

私も小さなことにこだわって言い続ける性格で……
「繊細でめんどくさい奴だな〜」という扱いをよく受けてきました。😭
問いをバカにされず、真面目に話し合える空間って、すごく安心します。永井さんの哲学対話を聞いていると、難しい内容でも、なんだか癒されます。



「偉いってなんだろう?」


*リスナーさんからのお便り

小学生の息子は、担任の先生が〝偉い人〟であることが嬉しかったようです。

「先生、教務主任って何?」
「うん、校長と副校長の次に〝偉い人〟だよ」

帰宅して、僕の先生は偉い人だったと、嬉しそうに話してくれた息子。

親である自分は、その言葉を受けとめつつも、
「その〝偉い〟は、きっと、責任が重いということで、どの先生が上とか下とか、ないからね」
と言いました。

(※意訳・省略込みの文章にさせていただいてます。)

はたして、偉いとはどういうことでしょうか?

「僕の先生は、えらいんだ!」と喜んじゃうこと。その小学生らしい感情も、十分に理解できます。

その喜びを否定する必要はないですよね。子どもとは、なんでも話しやすい環境をつくっておきたいですし……。

でも短い言葉で、「〝偉い〟って言葉をあまり勘違いするものではないよ?」と伝えた、このリスナーさんの返答は、素晴らしいなと思います!✨



楽器が弾けるから「えらい」ってことはない。
車が運転できたら「えらい」ってこともない。


でも私達は「みんな生きているだけで偉いよ」とお互いを褒め合うことがあるし、毎日ピアノの練習を続ける人のことを「えらいなぁ! 真似できないなぁ」と賞賛したくなるよね🤔? それは間違ってる感じがしない…。

永井さんたちは、

じゃあ「えらい」と「すごい」はどう違う? 
「えらい」は責任と権限だけのこと?
 

などと、面白い具合に対話を深めていってくれました。




教育現場で、とかく、やってしまいがちな事として、

「明日は〝偉い人〟が見に来るから、しっかり挨拶しようね」なんて声かけ、ありませんか?😅


えっ、相手が偉い人だから挨拶するの……? 違うよね……? 


普段からやってることを、さらに意識してちゃんとやろう、って言いたいだけのはずなのに。なんでこう、雑な言葉を使ってしまいがちなんだろう、と辟易します。

偉い人の前で『かしこまった態度』をしていろ、なんて教えるべきではありません。
それって完全に大人都合であり、子どもには関係ないですからね。



「いつもの先生じゃない人が来るけど、驚かずに、いつもの貴方を見せてあげてね」
「いつもの挨拶のように、明日も挨拶してほしいな」
とかね。本来は、そういうメッセージを伝えるべきではないかなぁ、と思います。


良いことは、分け隔てなく、どんな人にもしていい。
人間に上下はなく、どんな人とも丁寧に接してほしい。




まとめ 私なりの感想


なにげない言葉こそ、一旦、ふりかえってみる習慣をつけることが大事だと思います。
そして、そんな気づきを率直に言い合える仲間がいるって、素敵ですよね。

ギスギスと指摘しあう必要はありませんが、何か不自然な荷物をせおっているときに、「いっしょに下ろさない?」と声をかけあっても良いはず……。

言葉を見直すということは、思い込みの呪縛をとりさること、だと、私は思います。

気づきを言葉にしやすい環境をつくっておくことも大事。そこから、良い意識が生まれていくと思います。



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