『孟子』尽心上２３０ー孟子の言葉（９８）水や火のごとく食べ物を
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孟子は言った。
「自分の田畑、一井（せい）を管理させる。
そして、彼が払うべき租税を少なくすれば、民を富ませることができる。
また、なにかを食べるにも、季節に合わせるようにする。
そして、なにかを使うにも、礼にしたがうようにすれば、財貨は使いきれないほどになっていく。
民は、水と火がなければ、生活することができない。
それでも、日暮れに人の家の門を叩いて、水や火を求めると、与えない者はまずいない。火や水は、だれでも十分足りているからである。
聖人が天下を治めるということは、豆や穀物を、水や火のようにありあまるようにしてやることだ。
豆や穀物が、水や火のようになれば、民に、どうして仁でない者が存在することなどあろうか。」
＊『孟子』尽心上２３０ー孟子の言葉（９８）水や火のごとく食べ物を
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