『孟子』95 離婁上ー孟子の言葉(16)自暴自棄
孟子は言った。
「自暴とは、ともに語り合うべきではない。
自棄とは、ともに行動をとるべきではない。
言葉が、礼や義にかなっていない。
これを自暴と言う。
自分の身を、仁に置いて義にしたがう、それができない。
これを自棄と言う。
仁は、人にとっての安住の場である。
義は、人にとっての正しい路線である。
安住の場を留守にして、住もうともしない。
それに、正しい路線から外れて、したがわない。
なんとも哀しいことではないか。」
*以上、『孟子』95 離婁上ー孟子の言葉(16)自暴自棄
【原文】
孟子曰、「自暴者、不可與有言也。自棄者、不可與有為也。言非禮義、謂之自暴也。吾身不能居仁由義、謂之自棄也。仁、人之安宅也。義、人之正路也。曠安宅而弗居、舍正路而不由、哀哉。」
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