友と、友の兄が亡くなった夏をわたしは忘れない。

7月6日、大切な年上の友人が亡くなった。

7月20日、大切な同い年の友人の大切なお兄さんが亡くなった。


こんな短期間で、大切な人や大切な人の大切な人が続いて亡くなってしまうというのは初めての経験で、全然実感がわかないのが正直なところ。

それでも、得も言われぬ感情が自分の体にぬめぬめとまとわりついているような感覚は常にある。

人が亡くなると悲しい。
人は必ず死ぬのに、分かっているのに、それでもやっぱり悲しい。

「亡くなった人の分まで、ちゃんと生きよう」

身近な人や特別な人が亡くなるとそう思うことが多いけれど、いつの間にか忘れてしまう。にんげんだもの。

それでも、この夏の悲しい記憶は忘れない。忘れたくない。

彼女と彼が最後まで懸命に生きようとした姿を教えてくれた人のためにも。
彼女と彼のご家族のためにも。
彼女と彼のためにも。

それと同時に、わたしはわたしの時間を生きていくのだと改めて誓った。

自分のために。
自分を慕ってくれる友のために。

胸に抱える悲しみをすぐそばで共有できない悲しい世界でも、大切な人を想うことでそっと寄り添うことはできているはず。
そう信じて、今日も大切な友たちを想う。


今日が、わたしの大切な人たちにとって、安全で健やかで穏やかな一日となりますように。





いろんな分野に好奇心丸出しで首を突っ込みつつ、野球にまつわる絵を描いたり、もっと野球を楽しむための学びに取り組んでいます。みなさんの素敵なnoteに触発されながら、わたしならではのnoteを綴っていきます。よろしくお願いします。