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個性

 いつからか周りとは違うと思っていた。それはいつからだろう。ひょっとすると気づいてないだけで、生まれた時からだったのかもしれない。いい天気とは雨の日だった。天気予報士が晴れの日に対して「明日はいい天気です」と言っているのを聞く度にそちらの「いい」を押し付けないで欲しいと思っていた。同じクラスの奴が「みんな」と言う度、お前の世界はそんな少人数の世界で生きているんだななんてことも思った。まさにまさに井の中の蛙。
 そして僕は君たちの中でどんな人と想像されているだろうか。誰か1人でも蛙だと分かった人はいるだろうか。何を隠そう私は蛙なのだ。書いている者が人とは限らない。今日も僕は学校へ行く。

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