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IVUSAとこれからも。

はじめに

 初めまして、三浦慎爾と申します。私は現在NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)で事務局員として働いています。
 僕は大学1年時からIVUSAに所属し、様々なボランティア活動に参加してきました。そして今年の3月に大学を卒業し、IVUSAの事務局員として働き始めました。新卒でNPO、しかもボランティアという分野ということもあり、割と珍しい人種になるのではないかと思っています。
このnoteでは、IVUSAの発信を中心に書き進められていければよいかと思っています。


IVUSAの歴史,活動について

まずは私が勤めている当協会についてご紹介します。
IVUSAで”イビューサ”と読みます。NPO法人国際ボランティア学生協会の英名(“I"nternational “V"olunteer “U"niversity “S”tudent “A”ssociation)の頭文字を取ってIVUSAです。
当協会の成り立ちについてはHPで紹介されているものを引用します。

IVUSA(International Volunteer University Student Association)の前身は、1992年に国士舘大学で行った「夢企画」。 これは、学生たちが、創造力を活かし、夢を組み立て実行する。そんな「勇気」と「冒険心」と「遊び心」を持った夢を募集し、実現性、独創性、意気込みを含めて大学が審査し、その実行を大学がサポートするというものでした。
 学生の「夢」は様々な分野にわたっていましたが、中でも社会に貢献したいという企画が多くありました。(IVUSA HPより引用)

 その中の「ラオス小学校建設活動」「多摩川清掃大作戦」「北海道南西沖地震災害救援活動」などに参加した学生たちの、「もっと活動をしたい!」という熱意で、IVUSAは組織化されました。
 その後口コミで様々な大学の学生がIVUSAの活動に参加するようになり、会員の増加と共に活動の幅も広がりました。現在では、77大学・約3,600人の学生が、「国際協力」「環境保護」「地域活性化」「災害救援」「子どもの教育支援」の5つの分野を軸に活動をしています。(IVUSA HPより引用)

 なんと当協会は今年で28年目を迎えます(四半世紀)。IVUSAとはたった4年間の関わりしか持っていない自分としては、まだまだIVUSAのIの字も知らないといったところでしょうか。。


 そして、当協会には全国に約3,600名の学生会員がおり(2020年3月現在)、普段はそれぞれの地域においてボランティア活動を行い、夏季休暇と春季休暇のタイミングで国内外の幅広い国と地域で様々な活動を行っています。

 具体的な活動例を挙げると、
国際協力分野ではカンボジアでの小学校建設活動。
環境保護分野では滋賀県琵琶湖に繁殖している外来水生植物の除去活動。
地域活性化分野では新潟県関川村、十日町市、長岡市、静岡県西伊豆町、三重県熊野市、岡山県備前市、長野県飯山市などでお祭りやイベントを通して地域を盛り上げています。
子どもの教育支援分野では、児童擁護施設の子どもたちとの交流等のボランティア活動を行っています。
 また、IVUSAは災害救援活動も実施しています。1993年の北海道南西沖地震災害に対する救援活動を始まりとし、これまで数多くの災害に対し、復旧・復興活動に取り組んできました。昨年起きた北部九州豪雨災害では佐賀県、台風15号災害では千葉県、台風19号災害では長野県、宮城県、東京都、埼玉県、群馬県などの地域で活動を行いました。

 ざっと紹介するとこのような感じでしょうか。当協会が実施しているボランティア事業は非常に多岐にわたるため、こちらに書いた活動含め、それぞれの活動の概要を知りたい方はHPを見ていただけると良いかと思います。

IVUSAとの出会いと、大学時代4年間

 僕が大学に進学し、IVUSAへの入会を決めたもともとのキッカケは”東日本大震災”です。震災が起きた2011年当時、僕は千葉県に在住する中学1年生でした。自分と身の回りの人たちに大きな被害はなかったものの、メディアから流れてくる被災地の状況に強い衝撃を覚えました。そのような経験があったので、「大学生になったら、何かしらの形で被災した地域に貢献がしたい」との思いはずっと持っており、いざ大学生となってその手段を探していたところで、IVUSAと出会いました。

 それ以降は、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県山元町での活動や、千葉県にある印旛沼流域に繁殖してしまっている外来水生植物の除去活動、インドにて、安全な水が手に入らない人たちのもとへ水のろ過フィルターを届ける活動など、様々な分野のボランティア活動を行ってきました。
 また、2017年には秋田県豪雨災害、2019年には九州北部豪雨災害、令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風で被害を受けた地域にて実施された活動に参加してきました。写真は宮城県丸森町。

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 それらのボランティア活動で出会った方々や活動を通し得た経験は今振り返ってみても僕自身にとって大きな財産ですし、この4年間非常に濃い時間を過ごせたと感じています。

 そのような感じで紆余曲折を経て(?)、4月からはまた別の立場でIVUSAと関わることになります。
 この先何が待っているかは分かりませんが、何事も楽しんでいければよいのかなと思っています。ぜひ今後ともよろしくお願いします。

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最後に

 こちらの文章、実は今年の3月末に書いたものになります。区切りのタイミングでと思っていたのですが、そのままにしていました。正直今のような状況にまでなるとは考えていなかったので、多少楽観的な部分もあったなと思います。その4ヶ月後、コロナの影響を真正面から受け、かなり多くのことが例年とは異なる形で進んでいるIVUSAです。
 そして今現在、九州を中心に広い地域で災害が発生しています。今回の豪雨災害により被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。これまで多くの被災地に足を運び、”全ては被災された方々のために”と取り組んできたIVUSAに今現在もいるからこそ、より一層「コロナさえなければ今頃は」と思ってしまいます。ですが、こればかりはしょうがありません。今できることを粛々と続けていきます。

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