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【読書】〈東大式〉マラソン最速メソッド

東大卒の市民ランナーであり、学連選抜で箱根駅伝を走ったこともある松本翔氏(現:渋谷区議会議員)が科学的、理論的にマラソンの練習法を紹介する。

マラソンも仕事と同じでいかに主体的に取り組むかが重要になってくる。

東大の陸上部では専属のコーチがいなかったため、部員たち自らが練習メニューを考えていたという。

他のスポーツにも言えることだが、練習の計画や体調などに合わせて臨機応変にメニューを組み直したりレースペース配分を考えたり、自分をコントロールする「セルフマネジメント能力」が重要になってくる。

セルフマネジメント力は仕事にもつながることであり、マラソンの練習メニューを考えたりレースに向けて体調や天気などさまざまな要素を考慮しながら調整していくことは、自己成長にもつながると思う。

この本では科学的根拠を交えてロジカルに語られているため、非常に納得感があり、良いマラソン本に出会ったと思った。

タイムを上げるために大事なのは目的を持って質の高い練習をすることが大事なのはわかっているのだが、具体的にどういう時にどういう練習をすればいいのか、やいろんな練習法があるけどそれぞれどのような意味を持っているのかがわからず、最初はただ一定のペースで走ればいいと思っていた。

この本はそんな問題を解決してくれる。
例えばインターバルトレーニングで心肺機能アップ、疲労回復したいときはジョグ、といったように練習に目的を持つことができるようになる。

主にサブ4以上を狙うような中級者、上級者向けの本である。
目標別ランニングペースも載っているので参考にしつつも、自分の頭で考えて自分の体で感じて自分だけの練習メニューを確立していこうと思った。

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