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変化することは生き残る事。生物も会社も自然淘汰されてはいけない。

うちの会社にもついにPCR検査の陽性者患者が出ました。社内で共有されたその感染経路や陽性判明するまでの行動はまったくあきれてしまうものでした。いろんな意味で『生き残る強さ』を考えさせられました。

ついにわが社の工場にも陽性者

普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。

ついに年明け早々、うちの工場にもPCR陽性患者の方が現れました。

と言っても比較的規模が大きい工場なので、敷地内に建物や工場が点在しているため、不幸中の幸いで僕には直接的な影響はありませんでした。

しかし、本日社内で共有されたその感染経路や陽性判明するまでの行動はまったくあきれてしまうものでした。

会社の情報なので詳しいことは書けませんが、感染者本人も、その周りの人間も行動がお粗末すぎて気持ちが暗くなりましたs。

企業の『生き残る強さ』を考えさせられた

彼らの対応は、世の中の急速な変化に追いついていないと言わざるを得ないものでした。

当然何にもしていないと言うつもりはありません。

しかし、彼らの認識は昨年3月ころの緊急事態宣言前のレベルからアップデートされていませんでした。

会社からの指示も守られていません。

これはコロナ陽性患者が出たという直接的な被害以上に、世の中の変化についていけない『生き残る強さ』が感じられないという点に非常に心配になります。

経営状況的な意味での『生き残り』も、文字通り生命にまつわる意味での『生き残り』も同じことを言い現わしているような気がしてなりません。

過度に自分の会社の他部署を責めて卑下しているわけではありませんが、環境適応能力のない生物から滅びていくという自然淘汰の原理とはこういう事なんだなと改めて痛感しました。

組織が変わらなければ生き延びられない。組織は人でできている。

各社員が変化しなければ会社をつぶすことになる。

『前例がない』とか『やったことがない』とか、変化できない言い訳を並べて変化から逃げることは会社をつぶすことと同義である。

厳しいかもしれませんが、そういう気持ちでないとこれから先の社会を生き残ることはできないと感じました。

今回の件は決して喜ばしいことではないですが、生き残りについて考えるうえでとても分かり易い例だと捉えることができます。

悲観だけではなく、僕たちはどうするのか?

悲観ばかりしているわけにはいきません。

今日は課員を緊急招集してショートミーティングを行いました。

陽性患者が現れた部署のお粗末な対応の内容を共有しました。

当然のように悲観する声、罵倒する声すら上がりました。

出席者の皆さんに思ったことをすべて吐き出していただいた後、僕は課員の皆さんにこう問いました。

これを受けて僕たちはどうするべきでしょうか?

悲観しても、罵倒しても、状況は好転しません。

お金をもらっている会社の勤務時間は居酒屋ではないので、不毛な愚痴を垂れ流す行為は大嫌いです。

しかし、あえて皆さんに思うところをすべて吐き出していただいたうえで、我々はどうするべきかを問いました。

こうすることで、他人に向けた悲観や罵倒の言葉を自分たちにも投げかけることができます。

そこで宣言する行動から甘えの要素を限りなく少なくすることができます。

こうした展開の議論の中で、たくさんの意見が出ました。

そして最終的にはこういう結論になりました。

『自分はコロナウイルスに感染している』と思って仲間と家族を守るように行動しましょう。

これは課員の方に対する年始のあいさつで僕が紹介した、サイゼリヤの社長の方が社員の方に発した号令です。

この考え方は課員の皆さんの中にしっかりと残っていました。

実際この数日間はこう思って行動をしていましたが、今回の件を機にまた1段階気を引き締めて行動することをみんなで約束しました。

頭で理解するだけではなにも現実世界は変わりません。

行動としてアウトプットすることでやっと意味を成します。

これをご覧いただいている皆様も、ぜひとも大切な人を守る行動をとりましょう。

人間がコロナウイルスごときに負けるわけにはいかないでしょう。


まとめ

今日の記事をまとめるとこんな感じです。

・僕の会社でもPCR陽性者が現れた
・感染者当人だけでなく、その周りの人間の対応はお粗末であった
・経済的・生命的な意味で『生き残り』には変化への追従が必要と感じた
・自分たちは何ができるのか?もう一度課員たちと考えた
・『自分は感染している』と仮定してすべての行動をとると約束した
・自分の大切な人、自分の会社を殺さないために行動を変えよう


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