映画「君の膵臓を食べたい」

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この自粛期間に観たのだけど、テレビドラマをザッピングしている中で、他常盤貴子主演の「グッドワイフ」にライバルの若手弁護士役で出演していた北村匠海君に注目したことがきっかけで、彼の出世作だということで観た。
で、映画の方だけどそもそもシナリオというか、原作のホンの内容が良い。余命わずかな薄幸の美少女との単なるボーイミーツガールものは「世界の中心で愛を叫ぶ」という2000年代の名作があるわけだけど、終盤の少女との別れの意外さ、その後の「僕」の涙の美しさは感情移入してしまう。そして映画オリジナルの大人になった「僕」の後日譚が良い余韻を作っている。
唯一気になったのは、もう明らかに前述の「世界の中心で愛をさけぶ」の成功を再び!という目標が掲げられたのだろうと端々から感じており、とくに主演の浜辺美波さん、長澤まさみと同じく東宝芸能の女優。ちょっといたずらっぽいかわいい女の子の演じ方がセカチューの長澤まさみのそれがフラッシュバックするのである。そこだけどうしても気になってしまった・・・。
それにしてもTOHOシネマズで上映前のCMででてくる女優さん然り、東宝芸能さんは、若手の女優のしゃべり方や魅せ方をなぜすべからく長澤まさみに寄せていくのだろう?もはやそういう教育をしているとしか思えないのです。


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