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岸田、派閥やめるってよ! でも、グループLINEで繋がるぜ 売国宏池会回顧

「留学生はわが国の宝」と発言して移民政策を強力に進め、中国人から派閥パーティー献金の形で多額に受け取り、国民に黙ってウクライナへの超巨額支援を画策中の岸田首相が「宏池会の解散を決断した」ことが19日未明、日テレニュースで報じられました。派閥解散だけでなく「衆議院解散も検討」しているが、「麻生副総裁は怒るだろう」と。

小見出しは
<首相が決断「岸田派解散」へ…首相周辺「首相の本気度示した」>
<党内から賛否…「首相覚悟」との評価 「自分勝手」との批判も>
<岸田派解消の余波は…麻生派幹部「麻生さんは絶対に怒る」>
 
自派閥も政治献金で立件されることになり自暴自棄になったのか。
そうではないと思います。
岸田首相は、首相になれば領袖は辞めるという慣例に反して政治資金の問題が起きるまで派閥会長を続けた人物。派閥ナンバー2の林芳正官房長官に閥務に専念させないように、いつの間にか乗っ取られないように重要閣僚に取り込み続けています。
そんな人一倍派閥に執着する人物が「事務方のミス。自分は知らなかった」と言っても、信じるのは岸田応援メディアと情報薄弱者くらいです。
そんなおためごかしは他派閥にも通らず、特に、問題の線引きがどこにあるのかわからない中で安倍派の党幹部、閣僚、副大臣の首だけを切った事実だけが残ります。
 
狡知に長けた宏池会だけに
以前当欄でも

書いたようにグループLINEでゆるやかに繋がっておいて、ほとぼりが冷めれば、「日中友好勉強会」や「緊縮財政勉強会」の名で復活することでしょう。グループLINEで繋がらない他の派閥は消滅し、大宏池会が実現するかもしれません。
 
宏池会は、エリート意識が強いわりに外圧には弱い、どうにも鼻につく集団ですが、本質的に売国なのです。
 
天安門事件で青息吐息の中国を救った天皇訪中は、宏池会の宮沢喜一政権下で天皇陛下の政治利用という反対の声を押し切ってなされました。
宮沢元首相自身が、大富豪ロックフェラーの謀略組織、日米欧三極委員会(TLC)創設時の日本側メンバーでもありました。
ロックフェラー一族とCFR(外交問題評議会)グループが、いかに世界政府樹立のための陰謀を進めているかを具体的に扱った「ロックフェラー帝国の陰謀」(1984年日本発刊、原題はロックフェラー・ファイル、ゲイリー・アレン著)のパート2特別資料にも名簿が掲載され、「三木内閣外相 自民党総務会長 TLC創設関係者」として宮沢の名があります。
本書によれば、<TLCの150人にはビルダーバーグ会議のメンバーも含まれるが、ビルダーバーグ会議というCFRやTLCの背後にある秘密組織に日本人メンバーはいない。「超国家的な秘密組織から完全に締め出され、知らない間に彼らの道具として使われれていることを意味している」>
また、<TLCは一九七三、四年に六つの共同声明を発表、否応なく承認を求めている四つの目標が見いだせる。①世界的なクレジット決済システムを整える②持たざる国に持てる国が経済技術援助する③共産圏との貿易を積極推進④石油危機や食糧危機を回避するため、より大きな国際機関の提言を受け入れる
目標はすでに具体化。今や日本は自分たちの恐るべき敵となるかもしれない共産中国の近代化を支援し自らの足場を巧みに切り崩しにかかっている彼らの代理人の思うがままになっている。>
<TLCの日本側メンバーが広東経済特区の開設に尽力したおかげで、中国軍の近代化が加速されたことは間違いない。>
 
もう一つあまり知られていない売国発言を紹介しましょう。
朝日新聞の「テロは世界を変えたのか」と題した宮沢元首相へのインタビュー(2001年10月31日掲載)での重大発言です。
副島隆彦氏が著書「金融鎖国」(2002年、祥伝社)の中で「『預金封鎖・新円切り替え』という迫り来る制度危機を国民にそれとなく知らせている」と指摘しました。
 
早野透氏の「日本の果たすべき役割は?」に対して、
宮沢氏は「やっぱりODA(政府の途上国援助)はできるだけしていかないと。(過大な)軍備もせず、競馬なら軽いものしかしょってないのだから。しかし、日本の経済は最低の状況です」
続けて「終戦のとき、政府は軍が持っていた債務を棒引きし、新勘定、旧勘定をつくった。今回も国も関与して、引きずってきた古いものを切り捨てなきゃいけないんだろうなあ。我々には千何百兆円という国民資産があるから、できると思うんですよ」と答えます。
早野氏の質問を超えた問わず語りのような流れで出てきた新勘定、旧勘定。
他人事のような言い様と言葉が古臭くてピンとこなかったのか、早野氏は問い詰めませんでしたが、言葉の真意は、国民の預貯金を使って政府の財政を一度まっさらにしてやり直すということです。
首相自ら派閥や衆議院を解散宣言するどころの話ではありません。
 
宏池会岸田派のエリート然とした他人事のような売国ぶりを国民がもっと知るべきだと思います。

 

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