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「同じジェンダーとかLGBTとか、いろんな家族も家族だ」~ようこそ文雄の部屋へ

岸田文雄のお客様 12月12日午後4時21分 白波瀬佐和子G7ジェンダー平等アドバイザリー評議会(GEAC)議長らから報告書受け取り
 
外務省のホームページや同報告書によると、2023 年の GEAC のメインテーマは「包括的な社会のためのジェンダー主流化」です。
「包括的な」という言葉もオバマ政権で使われた要注意の言葉ですが、ジェンダー〇〇に敏感な当ブログは、「ジェンダー主流化」という聞きなれない言葉に着目しました。
字のままならすべての性別を中心に据えていくということでしょうが、当たり前すぎてわけがわかりません。男女の性差を超えた、性自認も含めたジェンダー平等を主流にしていくのが本音であろうと思いました。
 
国会会議録検索で「ジェンダー主流化」という言葉はいくつかヒットします。レイムダック岸田政権の新官房長官に就任した林芳正氏が外相時代に以下の説明をしています。
※日中友好議員連盟の前会長だった自民党きっての媚中議員を国家最高機密のすべてを知る立場に置くとは、本当に岸田さんは気が狂ったのか、日本壊しを確実にしたいのか、まさに正気の沙汰ではありません。大手メディアにその指摘が一切ないのも恐ろしいのですが。
★第211回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号 令和5年6月6日
共産党の山添拓議員の「外交政策におけるジェンダー主流化を我が国としてどう進めるおつもりでしょうか」の問いに、林芳正外相は「ジェンダー主流化とは、ジェンダー平等の観点をあらゆる政策や制度に反映しようとする考え方であると認識しております」と答えていますが、過激なジェンダー平等推進派の共産党とどこまでイメージが重なっているのかはよくわかりません。ほかの与党答弁を見ても「ジェンダー主流化」は具体的ではありません。
 
そこで今度は、「白波瀬佐和子」さんを検索すると、ジェンダー主流化のイメージするものが何となくわかりました。
★第198回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号 平成31年4月3日
参考人:東京大学大学院人文社会系研究科教授 白波瀬佐和子君 抜粋
「多様化というのは、全ての人が多様ということをランダムに考えても、それはやっぱり現実的にはならない。やっぱり少数派、マイノリティーの方々がどういうような生活をし、どういうような問題があるのかということを共有して初めて多様化の議論ができるということです」
※少数派の生活や問題を考えなければ多様化の議論はできないということのようです。多様の中の一部を取り上げるところに多様性への不寛容を感じます。
 
「社会学の中で社会階層論が専門なんですけれども、自らの生活というのが意外と同質的だということを意識的にすることによって、それ以外の生活圏に対して想像力をたくましくするということが非常に重要ではないかと思います」
※階層という言葉を聞くと、階級闘争を連想してしまいます。
 
「国としても貧しいときには目標をある意味で立てやすい環境もありましたし、その目標に向かって走り得たという事実もあるんですけれども、多様であるということに対して寛容である余裕もなかったし、そういう社会ではなかったと思います。過去を否定するつもりはなく、その過去は、やっぱりある意味で他国に達成できないような達成を日本はやってきたという歴史はあると思うんですけれども」
「日本が多様であるということに対して寛容でなかったという事実はやっぱりこれから改めるべきであるし、多分、積極的にこれからの時代を勝ち抜くためには非常に大切なインフラになってくるんじゃないかと思います」
※日本が多様に寛容でなかったとはいつの時代のことを指しているのでしょうか。具体的にどんなことか示してほしいものです。そしてどこの国が白波瀬さんの望む多様性を達成していたのでしょうか。
以前のnoteにも書きましたが、LGBTに最も寛容な国、つまり贖罪意識のない国は日本であり、男女差別について言うなら、別姓婚の中国韓国の方が同姓婚の日本より女性に差別的です。
 
「参考人がイメージされる具体例、家族モデル、ライフスタイルがあればお聞きをしたい」という朝日健太郎議員の質問に、白波瀬参考人は「家族がなくなるとか、そういうことはきっとないと思います。家族というのはある意味で非常に中心だし、そこの中で、同じジェンダーとかLGBTというところをパートナーシップの中で積極的に入れる。単に伝統的な家族ではなくて、いろんな家族も家族だというのがいいかなというふうに思っています」
※LGBT理解増進法ことLGBT差別ビジネス増進法は岸田左翼政権による家族分断活動の突破口に過ぎません。明確な性自認差別禁止法を認めろ、同性婚を認めろ、戸籍制度を廃止せよ、「男性を自認する女性皇族は皇統を継げるべきだ」、等々際限なく過激化していく問題です。このような過激なジェンダー平等運動のスローガンとなりそうな気がした「ジェンダー主流化」でした。
 
 

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