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二酸化炭素が原因ではない「島国ツバルは地下水汲み上げで地盤沈下」「シロクマは増えている」が真実 「地球温暖化『CO²犯人説』は世紀の大ウソ」後編

ユーチューブが「人為的な二酸化炭素の排出で深刻な地球温暖化は起きていない」説へ言論弾圧を強めていることについて、まともな図書「地球温暖化『CO²犯人説』は世紀の大ウソ」(編著者:丸山茂徳+戎崎俊一+川島博之+デビッド・アーチボルトほか、2020年宝島社)から学び直す後編です。見やすいようにCO²をCO2と表記します。
 
地球46億年の歴史は気候変動の歴史です。赤道下まで凍った時代があり、気候変動を煽る今は気候的には極めて平穏な時代と言えます。産業革命以降人為的CO2が排出されたのはわずか160年。地球の寿命を1年とすると、人為的CO2排出はたったの1秒に過ぎません。人為的な作用にいかほどの力があると言うのでしょう。気候変動にはCO2よりはるかに、人知を超えた宇宙線、太陽活動、海流、雲、水蒸気などの影響が大きいのです。
CO2とは植物の食べ物であり、産業革命後は生産の結果生まれたものです。レーニンが「飢饉は敵の頭をぶん殴るのに役立つ」と言ったように、革命の前段には不況や飢饉があります。効率的なエネルギーを捨てて生産を落とせば不況につながります。大気の窒素を肥料に換え、莫大な食糧供給を産んだ化石燃料の否定は、SDGsの目標のひとつ「飢えをなくそう」とは逆に飢饉につながります。社会は厭世的な気分が蔓延し、縮み志向は全体主義を受け入れやすくします。私見ですが、CO2犯人説の隠された目的は、不況と飢饉を招き全体主義を受け入れさせるためだと考えます。
 
常識の範囲でも国連の主張は否定できますが、後編では、メディアが行う印象操作、プロパガンダをQ&A方式で取り上げ、ウソを暴きます。
 
Q 太平洋の島国ツバルはCO2による気候変動で海に沈んでいる?
A いいえ。人口と観光客の増加で都市化し地下水を大量に汲み上げたことで地盤沈下したのです。戦後の日本でも都市部では例外なく起きました。地球温暖化を議論などせず海水の淡水化技術の輸出援助でツバルの地盤沈下は解決します。
※いまだに一面コラムで私たちが排出するCO2でツバルが沈むと煽る全国紙があります。
 
Q シロクマは温暖化で絶滅する?
A いいえ、現在のレベルで死ぬのなら、現在より地球平均気温が高かった6000年前や中世の温暖期を生き延びることはできませんでした。シロクマはヒグマと生物学上同種で交配が可能であり、現にシロクマの総数は増えています。
※システムキッチンのCMでも流氷に乗るシロクマの映像を流し印象操作しています。
 
Q サンゴは温暖化で白化して死滅する?
A いいえ、二重のウソがあります。温暖化で死ぬなら赤道地域のサンゴから真っ先に死にます。しかし、そんなニュースは聞いたことがありません。サンゴの白化はサンゴ虫の死滅を意味しません。海洋の栄養が豊かになるとサンゴ虫と褐虫藻が共生を解消してサンゴ礁から褐虫藻が抜けてサンゴ虫だけになって白く見えるだけです。
※「KY」と反日新聞によって刻まれたサンゴの方がよほど環境破壊です。
 
そして、本書のメインの著者の丸山茂徳・東京工業大学地球生命研究所主任研究者は「人為的CO2は温暖化に無関係」とし、「化学環境汚染の方が問題だ」と言います。中国で大量発生しているPM2.5による大気汚染でのさまざまな病気の原因となることや、NOx(窒素酸化物)、Sox(硫黄酸化物)が原因で湖が酸性化すること。プラスチックごみも排出量トップは中国で、日本は30位に過ぎないことを指摘します。
※化石燃料が破滅的な温暖化につながるなら、なぜ国連の気候変動アイドル・グレタさんの矛先は最大排出国の中国には向かないのでしょうか。より問題であるPM2.5、プラスチックごみの排出源も中国です。環境問題がいかに恣意的・政治的かがここからもわかります。
 
本書からご高齢で2021年ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏への評価を紹介しましょう。
筆者の一人、木本協司・気候研究者によれば、「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のCO2温暖化論は真鍋淑郎氏(プリンストン大)ら4人のモデラ―によって1960~80年代につくられた。モデラ―とは、豊富な研究資金と名誉を得るために、CO2温暖化幻想を演出するコンピュータモデルを自然法則よりも重視するソフト屋のことである」として、真鍋氏のモデルには、さまざまな研究者から「検証がきちんとしない論文が多すぎる」「用いた仮定に理論的根拠がない」「科学者として必要な慎重さを欠いている」と批判を受けていることを指摘しています。
 
最後も丸山氏の指摘で締めくくります。
SDGsのウソ 17項目は並び立たない
17の耳障りのいい課題の半数が気候変動問題に帰着するのがSDGsの隠された真実。
「2.飢餓をゼロに」とゴールを掲げるのは素晴らしい。しかし、飢餓をなくすためには食糧生産性の向上が必要。地球温暖化は大歓迎。寒冷化すると飢餓が世界中に広がる。寒冷化すると、「1.貧困をなくそう」も「3.すべての人に健康と福祉を」も「4.質の高い教育をみんなに」も「10.人や国の不平等をなくそう」も「11.住み続けられるまちづくりを」にも支障。CO2が原因と言っているうちは正しい対策がまったく進まない。
 
※CO2を完全になくしても何をしても17項目すべては達成できない目標です。
達成できないことを国連は百も承知でしょう。なぜなら、真の達成目標は、CO2を敵視して実現した<不況と飢饉>を使って導入する世界全体主義だからです。


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