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【時々短評】オミクロンはクサイ~いまだに続くコロナ忖度

お金や癌に関する名著を発掘し、紹介しておりますが、その合間に「時々短評」というタイトルで日々の時事ニュースを幅広く、時々、短く論評していきます。ちょっとニュースが古いと思われるかもしれませんが、お伝えしたいことが何かと多く、一人で調べないといけないこともありますので、ご容赦ください。
 
今回は、積極的に新型コロナウイルスに関わる情報を発信していた京都大の宮沢孝幸准教授が来年5月に退職し、宮沢研究室も閉鎖されるという話です。ご本人のX(旧ツイッター)で「重要なお知らせ」として10月31日に発信され、惜しむ声がSNSでも発信されていますが、学府が国際機関や多国籍企業に忖度する象徴的な出来事だと思いますので、取り上げました。
 
お知らせによると、「大学の取り決め通り」退職、閉鎖されたこと。「国難に当たっては、正しい情報を国民に発信することは大学教員、研究者としての責務だと私は考えています。(略)しかしながら、コロナ禍においても私の業績は十分であったにもかかわらず、大学からは最後まで理解を得ることはかないませんでした」などとコロナ情報の発信を巡って大学側と対立していたことは明らかです。
特に、そこでは具体的に触れられていませんが、読売テレビの番組「そこまで言って委員会」において、「オミクロンは人工物」という発言が決定的だったと思われます。テレビをほとんど見ないので、そのことを知ったのは、WHOが国際保健規則を改定して、パンデミック時に各国の主権を奪うことに反対する集会(10月14日)で、同じくコロナ情報を発信し続けている長尾和宏医師の「先日、宮沢先生がすごいことを読売テレビで言った。よく放送できたものだ」という発言からでした。
この際のnoteはこちら

「よく放送できたものだ」という言葉に鍵があると思います。懐疑派には大事に思えましたが、広く大きな話題にはならなかったのは事実です。気鋭のウイルス学者の人工物という言葉は重大ですが、地上波にどっぷり浸かった人にはピンと来なかったのでしょう。とすると、そう予測した局側も敢えて放送したのではないかと思えます。大学側とのトラブルがあっても仕方がない、と。報道の自由を行使したのだ、と。
しかし、どっぷり浸かった人の目を覚ますほど直截的な物言いなら、やはり放送しなかったのではないでしょうか。
 
コロナ蔵出し情報でもありますが、オミクロンについての忖度事例を振り返って見ます。
 
スペイン風邪がスペイン起源ではないよう、感染症の命名にはよくよく気をつけないといけません。起源をたどれば、今回は新型コロナウイルスではなく、武漢熱であるはずです。
大流行したオミクロン株の命名にも、不可思議な忖度がありました。
 
WHOは、特定の国に汚名を着せたりするのを避けるため、2021年5月からギリシャ文字を使って命名しています。
 
アルファ、ベータ、ガンマときて、4番目のデルタ株は重症化する変異株でした。
 
忖度命名は12番目のμミューの次の変異株に対してです。
素直に、13番目のνニューでいいわけですが、WHOは英語のnew新しいと混同されると避けました。それなら、14番目でいいわけですが、ξクサイも避けたのです。
「一般的な名字のため」と説明していました。
 
結局極めて不自然にふたつ飛ばして、15番目のοオミクロンとなったわけです。元政府分科会長の尾身さんといううわさまで出ていましたが、違います。
 
クサイというのは英語表記でXiとなります。これは「習近平」の「習」と同じです。現地読みはシー・ジンピンです。
FOXニュースは米共和党議員の「これは中国忖度だ」という声などを伝えました。
テドロス事務局長の前の事務局長は、2009年の親型インフルエンザを過剰に煽ったマーガレット・チャンという中国人でした。WHOへの分担金も寄付金も中国は日本より下位ですが、影響力ははるかに上です。
 
オミクロンがクサイ存在であることだけは疑いありません。

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